トルコのエルドアン大統領、通貨リラ下落の懸念を一蹴

 8月10日、トルコのエルドアン大統領(写真)は、通貨リラの下落に対する懸念を退け、国民は「不安を感じる必要はない」と述べた。米国との対立が深まる中、リラはここ数週間で過去最安値を更新している。写真はリゼで撮影(2018年 ロイター)

[アンカラ 10日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は、通貨リラの下落に対する懸念を退け、国民は「不安を感じる必要はない」と述べた。米国との対立が深まる中、リラはここ数週間で過去最安値を更新している。

両国はトルコで拘束されている米国人牧師を巡り対立しており、米国はトルコのギュル法相とソイル内相に制裁を科した。

トルコ政府代表団は対米関係改善を目指し米当局者と会談したが、進展はなかったことを受け、リラ<TRYTOM=D3>は10日の取引で一段と下げた。

エルドアン大統領は9日夜にリゼ県で支持者に対し、リラ安はトルコへの反対運動によるものだとして懸念を一蹴。「さまざまな反対運動がある。聞き入れてはならない」とし、「彼らにドルがあるなら、われわれにはわれわれの国民や神がいる」と述べた。

リラは、トルコと米国との対立やエルドアン大統領の金融政策へ影響力を巡る懸念を背景に下落している。

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