ベルリンで大規模デモ、新型コロナ対策の行動制限に抗議

 ドイツの首都ベルリンで1日、政府による新型コロナウイルス対策の行動制限に抗議する大規模なデモが実施された。

 デモ主催者らが「自由の日――パンデミックの終焉(しゅうえん)」と名付けた行進に、ワクチン反対派や極右、ネオナチ団体を含む約1万7000人が参加。現場のライブ動画には、「我々が第2波だ」と叫ぶ声も入っていた。マスクを着けた人の姿はほとんど見えなかった。

 警察から対人距離確保やマスク着用のルールを守っていないとの警告を受けて、主催者がデモを中止した後、参加者らは同市のシンボル、ブランデンブルク門の前に座り込んだ。

 ドイツでは現在、人との距離を1.5メートル以上確保し、それができない場合はマスクを着用することが義務付けられている。

 警察はツイッターを通し、デモ参加者のほとんどがこのルールを守っていないと指摘。拡声器で順守を呼び掛けるとともに、後日訴追する可能性を視野に違反行為を記録していると述べ、すでに主催者の1人を起訴したことを明らかにした。

 集会会場ではステージ上の司会者が、当局に強制排除の「口実」を与えないようにと、互いに距離を置くよう促す場面もあった。

 ドイツで1日午前に発表された直近24時間の新規感染者は955人と、5月初め以来の人数を記録した。アルトマイヤー経済相はこの日のツイートで「憂慮すべき」数だと述べ、小規模なクラスター(感染者集団)が散発的に発生していることから的を絞った対応が必要との考えを示した。

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