米最高裁、政権の難民申請制限を支持 訴訟中の実施認める

米政権による難民申請資格の大幅な制限を連邦最高裁が支持/John Moore/Getty Images

 米連邦最高裁は11日、中米移民の難民申請資格を大幅に制限するトランプ政権の規則について、訴訟継続中は全国での実施を認める判断を示した。

 政権は「最初の機会に保護申請することを拒んだ亡命希望者」を排除するために同規則が必要だと主張しており、この日の判断は政権にとって大きな勝利となる。

 トランプ大統領はツイッターで「最高裁における大勝利だ」と述べた。

 この規則は司法省と国土安全保障省が策定したもので、第3国に滞在または通過した移民による米国での難民申請を禁じる内容。このためメキシコを経由する場合は難民申請が不可能になる。

 最高裁判事9人のうち、ソトマイヨール判事とギンズバーグ判事が反対に回った。他の判事の賛否については公表されていない。

 ソトマイヨール判事は「行政府はまたしても、規則を発令して迫害からの保護を求める難民に関する長年の慣行を覆そうとしている」と指摘。「この国は長年にわたり難民に門戸を開いてきたが、政府は国民への通知なしに規則を実施し、一般に必要とされる意見公募も行わなかった」と述べた。

 トランプ政権による難民制限の措置を巡っては、各地の下級審で審理が行われている。

 カリフォルニア州連邦地裁は全米を対象に差し止め命令を出したものの、10日夜には第9巡回区控訴裁判所が差し止めの部分的な停止を命令。こうした状況で司法省は最高裁に判断を求めていた。

 

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