北朝鮮、ミサイル基地を大幅拡張か 衛星画像で判明

北朝鮮が内陸の山岳地帯にある長距離ミサイル基地を大幅に拡張していたことが衛星画像で判明した/Middlebury Institute of International Studies at Monterey

 北朝鮮が内陸の山岳地帯にある長距離ミサイル基地を大幅に拡張していたことが、CNNが独占入手した衛星画像で明らかになった。

 米国がこれまで5カ月にわたって北朝鮮の非核化に関する交渉を行ってきたにもかかわらず、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が目指す核弾頭の大量製造や配備をほとんど阻止できていない実態が、この画像で改めて浮き彫りになった。

 衛星画像では、ヨンジョドンミサイル基地と、これまで未発見だった近隣の施設が継続的に増強されていることが分かった。

 ヨンジョドンミサイル基地の存在については米情報機関も把握していたが、米ミドルベリー国際大学院モントレー校の研究者によると、同基地から約11キロの地点に、これまでは確認されていなかった新しい施設が建設されていることが、衛星画像で判明した。

 ミドルベリー研究所は、「ヨンジョドンミサイル基地では依然として活動が続いている。さらに北朝鮮はこの1年の間に、別のミサイル基地と思われる近隣の施設を大幅に拡張していた」と述べ、この2つが別々の基地なのか、いずれかの支部なのかは分からないとしている。

 北朝鮮が2017年に建設した地下の巨大施設では、今年8月現在も建設作業が続いていることが判明。シンガポールで6月に行われた米朝首脳会談後も建設作業が続いていたことがうかがえるとミドルベリー研究所の専門家は述べ、「金委員長が非核化の意思についてどんな発言をしようと、北朝鮮は核ミサイルの製造と配備を継続している」と指摘した。

 国防相のローガン報道官はCNNの取材に対し、「我々は北朝鮮を注視しており、引き続き外交プロセスを支持する、情報にかかわる問題についてはコメントしない」としている。

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