超薄型端末「iPhone 17 Air」は厚みが5mm~6mmでSIMカードトレイ削除か、eSIMを認めない中国での扱いが焦点に


Appleが2025年に発売を予定している「iPhone 17」シリーズには、これまでの端末よりも薄型の「Air」というモデルが加わるとうわさされています。新たに、このiPhone 17 Airは、アメリカ国内向けだけではなくすべての国向けのモデルでSIMカードトレイをなくし、eSIMに統一される可能性が報じられました。
Apple’s Thin iPhone Has No Physical SIMs—That Could Dampen China Sales — The Information
https://www.theinformation.com/articles/apples-thin-iphone-has-no-physical-sims-that-could-dampen-china-sales
Apple Reportedly Plans to Remove iPhone's SIM Card Tray in More Countries Next Year - MacRumors
https://www.macrumors.com/2024/11/25/iphone-17-esim-only-in-more-countries-report/


iPhoneに、さらに薄型デザインの「Air」モデルが加わるというのは、Apple情報に詳しいジャーナリストのマーク・ガーマン氏が2024年8月に報じた情報です。
2024年の「iPhone 16」はApple Intelligenceが最大のセールスポイントとなり、2025年の「iPhone 17」では極薄の新しいミドルレンジモデル「iPhone Air」が登場しラインナップが刷新されるとの報道 - GIGAZINE


ニュースサイトのThe Informationはこれに加えて、「iPhone 17 Air」はすべての国向けのモデルでeSIMが採用されることになると報じました。
eSIMは、2022年9月に発表・発売されたiPhone 14シリーズのアメリカ国内向けモデルで初採用されました。以後、アメリカ国内向けモデルはすべてeSIM採用で、SIMトレイをなくしています。


SIMトレイ排除がアメリカ国内向けモデルだけではなくすべての国向けモデルに拡大されるのは、iPhone 17 Airの厚みが5mm~6mmと、iPhone 16の7.8mmと比べて約2mmも薄くなることが理由の1つだと推測されています。
SIMトレイのほかに、独立した2つ目のスピーカーを搭載するスペースもなくなるとみられています。
ただ、この方針転換で懸念されるのは、直近の全世界収益のうちでおよそ15%を占める中国市場の扱いです。
Appleが2024年第4四半期決算で過去最高の収益を報告、日本での収益は7.6%増加、iPhone・iPad・Mac・サービスは増収もウェアラブル・ホーム・アクセサリは減収 - GIGAZINE


中国はeSIMの使用を承認しておらず、Appleは何らかの回避策を編み出すか、あるいはiPhone 17 Airの中国での展開を見送るか、選択を迫られることになります。

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