AppleがiPhone 16シリーズ向けにカメラやディスプレイなどの修理部品を販売開始、修理用ツールのレンタルも可


Appleが2022年4月から開始している「自分で修理(Self Service Repair)」プログラムに、iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max用の修理部品が追加されました。記事作成時点で、アメリカやイギリス、フランスなど一部の国で購入可能です。
Apple now sells iPhone 16 and 16 Pro repair parts - The Verge
https://www.theverge.com/2024/11/10/24292775/apple-iphone-16-pro-max-plus-repair-parts-diy-self-service


Apple Releases iPhone 16 and 16 Pro Parts for Do-It-Yourself Repairs - MacRumors
https://www.macrumors.com/2024/11/08/iphone-16-parts-released-for-self-service-repairs/
Do-it-yourself repair kits for the iPhone 16 series are now available from Apple | TechRadar
https://www.techradar.com/phones/iphone/do-it-yourself-repair-kits-for-the-iphone-16-series-are-now-available-from-apple
近年、ユーザーが自分のデバイスを自分で修理することを認める「修理する権利」を求める声が高まっており、これを受けてAppleは2022年4月に一部のiPhoneやMacなどを対象に、デバイスの修理をユーザー自身で行うための修理マニュアルやApple純正パーツ、修理用ツールを提供する「自分で修理(Self Service Repair)」を開始していました。
AppleがiPhone 13・iPhone 12・iPhone SEの「自分で修理プログラム」開始 - GIGAZINE

AppleがiPhone 16シリーズ向けにカメラやディスプレイなどの修理部品を販売開始、修理用ツールのレンタルも可 - 画像


そしてAppleは2024年11月に、iPhone 16シリーズ向けの修理部品の提供を開始しました。購入可能なパーツはカメラやディスプレイ、背面ガラス、バッテリー、スピーカー、SIMトレイなど多岐にわたり、一例として交換用のカメラの価格はiPhone 16、iPhone 16 Plusが169ドル(約2万5800円)、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxが249ドル(約3万8100円)、ディスプレイは279ドル(約4万2700円)から提供されています。
iPhone 16シリーズの修理用部品は以下のページから注文可能。
Self Service Repair Store
https://selfservicerepair.com/en-US/order


Appleは2024年9月にiPhone 16向けのバッテリー交換手順を公開しており、誰でも自身のiPhoneの修理を実施することが可能です。しかし、修理の実施には専用の修理キットが必要です。そこでAppleは修理キットを49ドル(約7500円)で7日間貸し出すオプションも提供しています。


なお、修理用部品の提供はアメリカやイギリス、フランス、イタリアなど一部の国と地域に限られており、記事作成時点では日本では利用できません。また、Appleはこのプログラムについて「複雑な電子機器の修理に経験のある個人を対象にしています」と述べています。

ジャンルで探す