AppleがM4搭載iMacを発表、Apple Intelligence搭載＆ユニファイドメモリは最小で16GBで税込19万8800円から

2024年10月28日、AppleがM4搭載の新しい「iMac」を発表しました。Apple Intelligence搭載で、24インチの4.5K Retinaディスプレイでは新しくNano-textureガラスのオプションが提供され、デスクビューに対応した新しい12メガピクセルのセンターフレームカメラ、最大4つのThunderbolt 4ポートを搭載し、ユニファイドメモリは16GBからとなります。
Apple、驚異的なパワーのM4とApple Intelligenceを搭載した新しいiMacを発表 - Apple (日本)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2024/10/apple-introduces-new-imac-supercharged-by-m4-and-apple-intelligence/
新しいiMacはM4搭載で、M4の構成には「8コアCPU・8コアGPU・16GBユニファイドメモリ」「10コアCPU・10コアGPU・16GBユニファイドメモリ」「10コアCPU・10コアGPU・24GBユニファイドメモリ」という3種類が用意されています。なお、どのモデルもAI処理に特化したNeural Engineのコア数は16コアです。
M4の特徴は以下の記事にまとめてあります。
次世代Appleシリコン「M4」が登場、他社製NPUを上回るAI処理性能を実現 - GIGAZINE

M4搭載iMacをM1搭載iMacと比較すると、Microsoft Excelのようなアプリでのパフォーマンスは最大1.7倍、Safariでのブラウジングパフォーマンスは最大1.5倍高速。フレームレートは最大2倍高く、Adobe PhotoshopやAdobe Premiere Proのようなアプリで複雑なフィルターやエフェクトを適用して写真やビデオを編集する際のパフォーマンスは、最大2.1倍高速です。
最新のIntel Core 7を搭載した最も人気のある24インチのオールインワンWindows PCと比べても、新しいiMacは最大4.5倍高速になります。最も人気のあるIntelベースのiMacモデルと比べると、新しいiMacは最大6倍高速です。

M4搭載iMacはApple Intelligenceに対応しており、OSをmacOS Sequoia 15.1にアップグレードすることで利用可能。ただし、記事作成時点ではApple IntelligenceはデバイスとSiriの言語を英語(米国)に変更した場合のみ利用可能となっています。なお、Apple Intelligenceは日本語にも対応予定となっており、2025年4月に日本語にも対応予定です。

24インチ4.5K Retinaディスプレイでは、初めて「美しい画質を維持したまま反射や映り込みを大幅に減らす」ことができるNano-textureガラスのオプションが提供されます。Nano-textureガラスにより、ユーザーは、太陽の降り注ぐリビングルームや明るい店頭など、より多くの空間にiMacを置くことができるようになります。

他にも、12メガピクセルのセンターフレームカメラ搭載で、ビデオ通話の品質が向上しました。センターフレームにより、ビデオ通話中に全員が完璧にビデオの中央に収まるようになるので、FaceTimeを使って家族が集まるのに最適です。デスクビューは、広角レンズを使って、ユーザーとデスクを上から見た映像を同時に表示するので、教育者が生徒に授業の内容を示したり、クリエイターが最新のDIYプロジェクトを見せたりするのに便利です。音響面は、ビームフォーミングを備えた人気のスタジオ品質の3マイクアレイと、臨場感あふれる6スピーカーサウンドシステムを搭載しています。

さらに、最低スペックのモデル以外は4つのThunderbolt 4対応USB-Cポートを搭載しています。これにより外部ストレージ、ドック、最大2台の6K外部ディスプレイなど、これまで以上に多くのアクセサリに接続可能。仕様ページによると、4つのThunderbolt 4ポートを搭載したモデルは、最大6K解像度・リフレッシュレート60Hzの外部ディスプレイ最大2台に同時に映像を出力可能。さらに、最大8K解像度・リフレッシュレート120Hzの外部ディスプレイ1台に映像を出力することもできます。なお、8K解像度・リフレッシュレート120Hzの外部ディスプレイに出力可能なMacはM4搭載iMacが初です。
カラーはシルバー・グリーン・イエロー・オレンジ・ピンク・パープル・ブルーの7色。背面は際立つようデザインされた大胆なカラーを採用し、前面はユーザーが作業に集中できるように柔らかくした色合いとなっています。

また、iMacと同じカラーのキーボードとマウスが付属。マウスの代わりにトラックパッドを選ぶことも可能です。マウスと・キーボード・トラックパッドはUSB-Cポート搭載になっています。

なお、M4搭載iMacは環境に配慮して設計されており、スタンドには100％再生アルミニウム、複数のプリント基板のメッキには100％再生金、はんだ付けには100％再生スズと100％再生銅を使用しています。iMacはエネルギー効率に関するAppleの高い基準を満たしており、水銀・臭素系難燃剤・PVCを使用していません。さらに、2024年から新たにiMacのパッケージがすべてファイバー素材となり、2025年までにパッケージからプラスチックを取り除くというAppleの目標に一歩近づいています。
M4搭載iMacは2024年11月8日発売で、販売価格は8コアCPU・8コアGPU・16GBユニファイドメモリ・256GBストレージのモデルが税込19万8800円、10コアCPU・10コアGPU・16GBユニファイドメモリ・256GBストレージのモデルが税込23万4800円、10コアCPU・10コアGPU・16GBユニファイドメモリ・512GBストレージのモデルが税込26万4800円、10コアCPU・10コアGPU・24GBユニファイドメモリ・512GBストレージのモデルが税込29万4800円です。
iMacを購入 - Apple（日本）
https://www.apple.com/jp/shop/buy-mac/imac