Amazonが生成AIでおすすめの製品をアピールする「AIショッピングガイド」を発表
Amazonが、AIがおすすめの製品を表示する機能「AI Shopping Guides(AIショッピングガイド)」を消費者向けに発表しました。AIショッピングガイドは記事作成時点でモバイル版のウェブサイトとiOS・Android向けアプリで、アメリカでのみ展開されています。
Amazon AI Shopping Guides assist with product research and recommendations
https://www.aboutamazon.com/news/retail/amazon-ai-shopping-guides-product-research-recommendations
Amazon’s new AI guides can help shoppers find what they need - The Verge
https://www.theverge.com/2024/10/9/24266204/amazon-ai-shopping-guides-catalog-feature-availability
AIショッピングガイドは、ユーザーのニーズに基づいて関連性の高い商品が検索候補に自動的に表示される機能です。
例えば、テレビのAIショッピングガイドを選択すると、人気やレビュー、価格に基づいておすすめされる製品の選択肢が表示されます。さらに製品一覧の下には「ブランド」「用途」などのカテゴリがあり、表示する商品を分類できるとのこと。
Amazonによると、AWSの生成AIフレームワーク「Amazon Bedrock」で構築された大規模言語モデルによって、製品の情報やスペック、レビュー、トレンドを分析しているのがAIショッピングガイドのポイントだとのこと。生成AIによる製品の説明やおすすめポイントが文章で表示されるので、ユーザーは製品の特徴をすばやく把握することが可能になります。
また、Amazonのショッピング向けAIチャットボット「Rufus」に、買い物中にふと抱いた疑問に答えてもらうことも可能。AIショッピングガイドのAIは買い物をすればするほど、ユーザーの購入決定に役立つような情報を学習し、提示する製品の選出の精度も高くなります。
記事作成時点でテレビやヘッドホン、ランニングシューズ、スキンケアなど100種類以上の製品でAIショッピングガイドを利用可能となっており、Amazonは「各製品の属性やブランド、用語を生成AIが学習し、常に情報が最新かつ関連性の高いものとなるように継続的に保証することで、Amazonの膨大な品ぞろえに対応していく」と述べています。
AIショッピングガイドはまずアメリカで展開され、iOS版とAndroid版のモバイルアプリ、あるいはモバイル版のウェブサイトで利用可能だとのこと。日本で展開されるかどうかは記事作成時点で不明です。
10/10 11:33
GIGAZINE