Discordがすべての開発者向けにDiscordアクティビティを正式開放し新たな収益化が可能に


2024年3月に埋め込みアプリSDKの提供を発表したDiscordが、エコシステムの次のステップとして、「アクティビティ」をすべての開発者に正式開放することを表明しました。これにより開発者はゲーム、音楽、埋め込みアプリSDKを利用したその他のインタラクティブアクティビティなど、作成したコンテンツの種類を問わず、「Discordで構築、起動、配布、発見、収益化」ができるようになったとのことです。
世界がプレイする場所を構築
https://discord.com/blog/build-where-the-world-plays


Anyone can now make their own games on Discord to share them with the world
https://www.xda-developers.com/discord-third-party-developers-activities/
Discord's Activities are now open to all interested developers
https://www.androidpolice.com/discord-activities-now-open-to-all-developers/
Discord opens Activities, in-app games and features, to all developers | VentureBeat
https://venturebeat.com/games/discord-opens-activities-in-app-games-and-features-to-all-developers/
Discordはメッセージングサービスと音声通話サービスが一体になったプラットフォームで、友人や同好の士のコミュニケーションの場として用いられており、月間アクティブユーザー数は1億5000万人に上ります。
「アクティビティ」は2022年に追加された、ゲームや動画視聴などを簡単に共有できる機能で、「Death by AI」「Krunker Strike FRVR」「Farm Merge Valley」などのコンテンツを提供する開発者のおかげで、月間アクティブユーザー数のうち25%以上が利用する活況にあるとのこと。
アクティビティ on Discord – Discord
https://support.discord.com/hc/ja/articles/4422142836759-アクティビティ-on-Discord


2024年3月には、アクティビティに自分の作成したコンテンツを追加できる「埋め込みアプリSDK」の提供がスタート。すぐに数万人の開発者が押し寄せたほどに好評で、Discordは「関心の高まりにより、ソーシャルゲームの限界が押し上げられ、より幅広いデベロッパーの成長と革新が加速すると考えています」と述べています。
さらにDiscordはアプリの発見、起動、使用を容易にし、開発者の成功を支援することを目標として機能向上に取り組み、今回、Discordのすべてのユーザーがアプリランチャーでアクティビティを使用できるようになりました。
また、アメリカ、イギリス、EUの開発者向けに、デスクトップ版限定ながら、アプリ内購入機能も導入されたとのこと。この機能によって、アクティビティ内で直接、「1回限りの購入」や「サブスクリプション購入」によってプレミアム機能やコンテンツのロック解除が行えます。
このほか、すべてのアクティビティ開発者は、持続型SKU、消費型SKU、分析ツールを含む既存のプレミアムアプリの収益化機能を利用できるようになるとのことです。

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