Metaがユーザー独自のAIチャットボットを作成・共有できるクリエイター向けツール「AI Studio」を展開


Metaが2024年7月29日に、ユーザー独自のAIチャットボットを作成してファンからの質問などに対応できるクリエイター向けツール「AI Studio」の展開を開始したことを発表しました。
Create Your Own Custom AI With AI Studio | Meta
https://about.fb.com/news/2024/07/create-your-own-custom-ai-with-ai-studio/


Instagram creators can now make AI doppelgangers to chat with their followers
https://www.engadget.com/instagram-creators-can-now-make-ai-doppelgangers-to-chat-with-their-followers-220052768.html
2023年9月に発表されたAI Studioは、AIの名前や性格、話し方、アバター、キャッチフレーズを設定することでユーザー独自のAIチャットボットを作成できるという機能です。作成したAIは誰とでも共有可能で、InstagramやMessenger、WhatsAppなどを用いることでAIとのチャットを楽しむことができます。


なお、AI StudioにはMetaが2024年7月23日にリリースしたばかりの大規模言語モデル「Llama 3.1」が使用されています。
MetaがGPT-4超えのAIモデル「Llama 3.1」をリリース - GIGAZINE


MetaのAI Studio担当副部長のコナー・ヘイズ氏によると、毎日膨大な量のメッセージが届くインフルエンサーなどがAI Studioを利用することで、ユーザーからの質問やストーリーの返信に素早く答えることができるとのこと。ヘイズ氏は「AI Studioのクリエイターは、自分が投稿したコメントや作成したキャプション、投稿したリールのトランスクリプト、および提供したいカスタム指示やリンクをAIに読み込ませることが可能で、ユーザーからの質問に対し、AIが本人の代わりに回答してくれます」と説明しています。


また、AI Studioを利用するクリエイターはInstagramアプリのプロフェッショナルダッシュボードを通じて、AIによる自動返信のオンとオフを切り替えたり、AIが誰に返信するか個別に設定したりすることも可能。さらにAIからの回答には「AIによって生成された一部のメッセージは不正確または不適切である可能性があります」との免責事項が表示されるとのこと。Metaは「人々の安全を確保し、AIが責任を持って使用されるようにするためのポリシーと保護が導入されています」と説明しています。


なお、AI StudioはMetaの公式サイトやInstagramアプリから利用可能ですが、記事作成時点ではアメリカでのみ提供されており、日本での展開時期は未定です。

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