X(旧Twitter)がインプレゾンビ対策に「リンク付きのリプライ」をブロックする機能を開発中
X(旧Twitter)では広告収益分配プログラムが導入されてから、フォロワー数の多いアカウントのポストにリプライすることでインプレッション数を稼ぐインプレゾンビが大量発生しています。このインプレゾンビ対策に、Xはリンクを含むリプライをブロックするツールを開発していることが明らかになりました。
X is working on a way to block links in replies
https://www.engadget.com/x-is-working-on-a-way-to-block-links-in-replies-110033673.html
過去にXの未発表機能を複数発見してきた独立系アプリ研究者のニマ・オウジ氏が、「Xはリンクの含まれるリプライをブロックする機能の開発に取り組んでいる」と指摘しています。オウジ氏が投稿したスクリーンショットによると、Xはこの機能をユーザーがいつでも有効にしたり無効にしたりできるようにする模様。
X is working on the ability to let you disable links in the replies of your posts! pic.twitter.com/dddP0a8l5w— Nima Owji (@nima_owji) July 19, 2024
オウジ氏が発見した「リンクの含まれるリプライをブロックする機能」について、Xのセキュリティエンジニアリング担当シニアディレクターを務めるクリストファー・スタンレー氏は、「私のチームが開発しています」と投稿し、同機能を開発中であることを認めています。
My team built this.— Christopher Stanley (@cstanley) July 19, 2024
テクノロジーメディアのEngadgetは、「この機能が実装されれば、スパムボットを寄せ付けなくなるだけでなく、他人のリプライで自分のウェブサイトなどを宣伝するユーザーをブロックすることができるようになります」と言及。ただし、偽情報の拡散を防ごうとしているリプライなどを、意図せずブロックしてしまう可能性もあると、Engadgetは指摘しています。
なお、Xはインプレゾンビの増加に伴うユーザー体験の悪化を改善するため、リプライに低評価をつける「よくないね」ボタンなども開発しています。
X(旧Twitter)がリプライに低評価をつけるための「よくないね」ボタンを開発中 - GIGAZINE
07/21 16:00
GIGAZINE