Firefoxが広告のためにユーザーデータを集める機能をデフォルトでオンに設定、解除方法はコレ

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2024年7月9日にリリースされた「Firefox 128」に、個人に関する情報を収集せずに広告のパフォーマンスを向上する「プライバシー保護された広告解析をウェブサイトに許可する」という設定項目が追加されました。この機能に関し、データ保護に関する論争が巻き起こっています。
Privacy-Preserving Attribution | Firefox Help
https://support.mozilla.org/en-US/kb/privacy-preserving-attribution
"Privacy-Preserving" Attribution: Mozilla Disappoints Us Yet Again
https://blog.privacyguides.org/2024/07/14/mozilla-disappoints-us-yet-again-2/
For advertising: Firefox now collects user data by default | heise online
https://www.heise.de/en/news/For-advertising-Firefox-now-collects-user-data-by-default-9801345.html
「プライバシー保護された広告解析をウェブサイトに許可する」という項目には、Firefoxの「設定」からアクセスできます。

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設定内の「プライバシーとセキュリティ」という欄に当該項目が存在します。このチェックをオフにすれば解除完了。デフォルトではオンになっています。

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この設定は、「プライバシー保護属性(PPA)」という機能のオン・オフを切り替えるものです。PPAはFirefox 128から追加された実験的な機能で、ウェブサイトが個人に関する情報を収集せずに広告のパフォーマンスを把握できるように設計されたシステムとなっています。Firefoxを開発するMozillaは、「クロスサイトトラッキングに代わる非侵入的な代替手段をサイトに提供することで、ウェブ全体で広告に関する有害な慣行を大幅に削減したいと考えています」と述べ、機能実装についての意図について説明しています。
Mozillaによると、PPAではウェブサイトの代わりにブラウザがユーザーを追跡し、ウェブサイトによるユーザーの意図しない追跡を防ぐとのことです。
このPPAに関し、プライバシー保護の観点から議論が起こっています。この機能は個人の情報を収集できる存在を極限まで減らすものですが、個人の情報が収集されることには変わりないため、プライバシー専門家のジョナ・アラゴン氏は「Mozillaは、広告業界のために作られたソフトウェアを組み込むことによって、広告業界が個人の情報を収集し、インターネット上で追跡するという行為に、個人の利益も含め他のすべての当事者よりも正当な利益があると誤って主張しているのです」と指摘し、ユーザーにとって不要かつ最大限の利益とならない機能を追加したMozillaを非難しています。アラゴン氏は、こうした機能を追加することがMozillaのキャッシュフロー改善につながるのではとにらんでいます。

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ソーシャルサイトのHacker Newsでは、「ユーザーの同意を得ることなくデフォルトで機能がオンになっているのが問題」という声などが上がっています。
こうした議論が行われる中、Firefox開発部門の最高技術責任者であるボビー・ホーリー氏がRedditに登場し、「インターネットは巨大な監視網と化しており、これに対して何かをすることが私たちの目的です。私たちの追跡防止機能は同分野の他の機能よりはるかに強力です。プライバシーの性質に関係なく広告に反対する人もいるため、機能をオフにするトグルも用意しました。デジタル広告がなくなることはないと考えていますが、正しく対処できれば監視というものはなくなるはずです」と説明しました。
A Word About Private Attribution in Firefox
byu/bholley_mozilla infirefox

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