Microsoftが「2024年4月のセキュリティ更新プログラムの適用後にVPN接続が切断される問題」を公式に認める


2024年4月のWindows Updateを適用したクライアントやサーバーでVPN接続に障害が発生することが報告されていました。この件をMicrosoftが公式に認め、今後のリリースで問題を修正することを報告しました。
Windows 11, version 23H2 known issues and notifications | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/en-us/windows/release-health/status-windows-11-23h2#vpn-connections-might-fail-after-installing-the-april-2024-security-update


Microsoft says April Windows updates break VPN connections
https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-says-april-windows-updates-break-vpn-connections/
Microsoft confirms recent Windows security update breaks VPNs, no fix yet | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/software/windows/microsoft-confirms-recent-windows-security-update-breaks-vpns-no-fix-yet
この問題は2024年4月10日のセキュリティ更新プログラムのインストール後、クライアントおよびサーバープラットフォーム間でVPN接続が切断され、エラーが発生するというものでした。
影響を受けるプラットフォームが以下。
Client
Windows 11, version 23H2 / Windows 11, version 22H2 / Windows 11, version 21H2 / Windows 10, version 22H2 / Windows 10, version 21H2
Server
Windows Server 2022 / Windows Server 2019 / Windows Server 2016 / Windows Server 2012 R2 / Windows Server 2012 / Windows Server 2008 R2 / Windows Server 2008
Microsoftはこの問題について「現在、解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です」と報告しています。また、海外メディアのBleeping Computerに対しMicrosoftは「ユーザーからの報告を調査中で、今後数日中にさらなる情報を提供します」と語っています。
海外メディアのTom's Hardwareは当面の対応策として、2024年4月のセキュリティ更新プログラムをアンインストールして、以前の更新プログラムにロールバックすることを勧めています。なお、Tom's Hardwareは「プログラムのロールバックを実施すると、4月のセキュリティアップデートで見つかったセキュリティ上の問題の修正と改善が失われることになるため、これを全面的に勧めることはできません。VPNを使用するために安全性を犠牲にしても構わないと思っている場合にのみ、この方法を実践してください」とも述べています。

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