アメリカン・エキスプレスの顧客名・クレジットカード番号・有効期限など会員データが仲介業者から流出

クレジットカード「American Express(アメリカン・エキスプレス)」の会員データが、会員データを処理する外部のサービスプロバイダーから流出したことがわかりました。アメリカン・エキスプレスは会員のクレジットカード番号や有効期限、顧客名が流出した可能性があると警告しています。
MA_OCABR__CustomerLetter__C2305029875.pdf
(PDFファイル)https://www.mass.gov/doc/assigned-data-breach-number-2024-377-american-express-travel-related-services-company-inc/download
American Express credit cards exposed in third-party data breach
https://www.bleepingcomputer.com/news/security/american-express-credit-cards-exposed-in-third-party-data-breach/

American Express card data exposed in third-party breach - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/american-express-data-breach-amex/
アメリカン・エキスプレスによると、多数の加盟店が契約している第三者のサービスプロバイダーが不正アクセスの被害に遭い、会員のクレジットカード番号、有効期限、顧客名が流出したとのこと。アメリカン・エキスプレスが所有・管理するシステムは被害を受けていませんが、アメリカン・エキスプレスは影響を受ける可能性のあるクレジットカードを積極的に監視し、不正請求から顧客を保護すると宣言しました。

アメリカン・エキスプレスはすでにマサチューセッツ州規制当局に事実を通知済みで、顧客に対して「自分のアカウントに関連する不正行為がないかを確認し、万が一の際にすぐ通知を受け取れるよう、連絡先が正しいものであるかどうかを確認してください」と呼びかけています。
何人の顧客が影響を受けたのか、どの業者のシステムが侵害されたのか、攻撃がいつ発生したのかは不明。
アメリカン・エキスプレスの広報担当者は「当社は不正行為を検出する高度な監視システムと内部安全策を導入しています。顧客に影響を与えるセキュリティ・インシデントが判明した場合、速やかに調査を開始し、必要に応じて適切な規制当局に通知します」と述べました。