NVIDIAが外出先でもローカルでAIをフル活用できるノートPC向けGPU「RTX 500/1000 Ada Generation」を発表

NVIDIAが外出先でもローカルでAIをフル活用できるノートPC向けGPU「RTX 500/1000 Ada Generation」を発表 - 画像


2024年2月26日からスペインのバルセロナで開催されているテクノロジー見本市・MWC Barcelona 2024で、NVIDIAが「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用したモバイルGPUである「RTX 500 Ada Generation」と「RTX 1000 Ada Generation」を発表しました。
NVIDIA RTX 500 and 1000 Professional Ada Generation Laptop GPUs Drive AI-Enhanced Workflows From Anywhere | NVIDIA Blog
https://blogs.nvidia.com/blog/rtx-ada-ai-workflows/

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Nvidia talks up local AI with RTX 500, 1000 Ada launch • The Register
https://www.theregister.com/2024/02/26/nvidia_ai_pc_gpus/

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Nvidia RTX 500 and 1000 Ada Generation laptop GPUs launch - AEC Magazine
https://aecmag.com/workstations/nvidia-rtx-500-and-1000-ada-generation-laptop-gpus-launch/
NVIDIAが今回発表したノートPC向けGPU「RTX 500 Ada Generation」と「RTX 1000 Ada Generation」は、NVIDIAが2023年に発表していたNVIDIA RTX Ada Generationシリーズに新しくラインナップされる、エントリーレベルのノートPC向けGPUです。

NVIDIAが外出先でもローカルでAIをフル活用できるノートPC向けGPU「RTX 500/1000 Ada Generation」を発表 - 画像


RTX 500とRTX 1000は、CPUのコンポーネントとしてニューラルプロセッシングユニット(NPU)を搭載しており、NPUが軽いAI処理を担当します。また、より要求の激しいAIワークフローを担うGPUとしてそれぞれ2048~2560個のCUDAコアと64~80個のTensorコアを搭載し、パフォーマンスは154~193TOPSに達します。

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NVIDIAによると、RTX 500搭載マシンは、Stable Diffusionのようなモデルの生成AIパフォーマンスがCPUのみの構成と比べて最大14倍、AIを使った写真編集は最大3倍、3Dレンダリングのグラフィックス性能は最大10倍になるとのこと。
主なユースケースとして、高品質なAIエフェクトを使用したビデオ会議、AIアップスケーリングを使用した映像のストリーミング配信、生成AIアプリケーションの高速化など、幅広いAIベースのタスクが想定されています。
NVIDIAは「RTX 500およびRTX 1000は、コンパクトな設計でどんな場所でもAIでノートPCユーザーのワークフローを高めます。ビデオ編集者は、AIを使用して背景ノイズの除去などのタスクを効率化させ、グラフィックデザイナーはAIアップスケーリングを用いてぼやけた画像に命を吹き込むことができます。また、プロフェッショナルはAIを使用して高品質なビデオ会議やストリーミングを体験しながら、外出先で仕事をすることができるでしょう」と述べました。
今回発表された2モデルはDell Technologies、HP、Lenovo、MSIなど各メーカーのモバイルワークステーション向けに2024年春に登場する予定です。

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