AWS・GCP・Azure・Hetzner・Linodeなど各クラウドのリージョンごとにPingを一括で計測し速度順に自動で並べて見せてくれる「Cloud Ping Test」

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クラウドサービスでは「リージョン」としてさまざまな場所に分散してサーバーが設置されていますが、特にバックアップ目的で第2のリージョンを使用する場合などにどのリージョンを選択するべきなのかを迷いがちなもの。「Cloud Ping Test」はリージョン選択の判断材料の一つとしてさまざまなリージョンと自分のPCとのレイテンシーであるPingを計測してくれるサイトです。
Cloud Ping Test (Latency) for different providers like AWS, Azure, GCP
https://cloudpingtest.com/
サイトにアクセスするとこんな感じ。記事作成時点では「AWS」「Azure」「GCP」「Hetzner」「Linode」「ngrok」「Oracle Cloud」「OVHCloud」「Vultr」という9個のクラウドサービスに対応しています。まずはAWSをクリック。

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自動でそれぞれのリージョンまでのPingの計測が始まりました。上から順番に計測・記録されていきます。

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全てのリージョンへの計測が終了すると、そのまま2周目の計測が始まります。2周目が終わると3周目が始まり、3周目が終わると4周目が始まる……というように、手動でストップするまでずっと計測が続きます。

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ストップボタンは最下部に存在しています。「Stop That!」をクリック。

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計測終了後は上の項目名をクリックすることで計測結果を並び替えることが可能。外れ値の影響を避けるため「Median(中央値)」で並び替えてみると編集部員の回線ではOsakaリージョンが一番Pingが低いという結果になりました。

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Azureでも同様にテストしてみると下図の結果に。全体的にPingの数値がかなり低くなっているほか、韓国のリージョンでも日本国内のリージョンと遜色ない数値が出ました。

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GCPの結果は下図の通り。AWSと同様にOsakaリージョンが1位でTokyoリージョンが2位ではあるものの、AWSと比較すると3位以下との差がかなり小さいことが分かりました。

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なお、記事作成時点ではインターネット接続が不安定な場合などクラウドに接続できない時でも「エラーが発生するまでにかかった時間」が計測されてしまいます。あまりにもPingの数値が低すぎる場合は注意が必要です。

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クラウドサービスやリージョン追加の要望も受け付けているとのことです。

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