世界初の240Hz対応16インチ有機EL搭載ノートPC「Blade 16」などRazerがゲーミングノートPCの最新モデルを発表

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アメリカのラスベガスで開催されている世界最大級の家電見本市であるCES 2024の中で、ゲーミングデバイスメーカーのRazerが240Hz対応の16インチ有機ELディスプレイ(OLED)を搭載した世界初のゲーミングノートPC「Blade 16」や、Ryzen AIを搭載した14インチディスプレイ搭載のゲーミングノートPC「Blade 14」、165Hz対応の18インチ4Kディスプレイを搭載した世界初のゲーミングノートPC「Blade 18」を発表しました。
World-First Innovations Dominate Razer’s CES 2024 Blade Gaming Laptop Announcements – Razer Newsroom
https://press.razer.com/product-news/ces-2024-razer-blades/
Razer Blade 14 and 16 get new AMD and Intel chips, while the Blade 18 is teased with Thunderbolt 5 | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/laptops/razer-blade-14-16-18-price-specs-release-date
Razer Blade 16 and Blade 18 hands-on: Gaming laptops with killer displays
https://www.androidauthority.com/razer-blade-16-18-hands-on-3400989/
Razer’s Blade laptop lineup shines bright with stunning screens at CES 2024
https://www.engadget.com/razers-blade-laptop-lineup-shines-bright-with-stunning-screens-at-ces-2024-230044688.html
◆Blade 16

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Blade 16は世界初の240Hz対応16インチOLEDを搭載したゲーミングノートPCで、ディスプレイの解像度はQHD+(2560×1600ピクセル)、ディスプレイの応答時間は0.2ミリ秒(ms)、色域はDCI-P3 100%、ディスプレイ関連規格の標準化団体であるVESAが定めた映像パネルのモーションブラーを示す規格「VESA ClearMR」で「ClearMR 11000」を取得しています。また、液晶パネル向けの規格である「DisplayHDR」でsRGBが99%以上、DCI P3が90%以上の「True Black 500」も取得済みです。また、「デュアルモードミニLEDディスプレイ」と呼ばれるオプションを使用することで、解像度がUDH+(3840×2400ピクセル)でフレームレートが120Hz、解像度がFHD+(1920×1080ピクセル超)でフレームレートが240Hzの出力をネイティブに切り替えることが可能となります。
CPUにはIntelのCore i9-14900Hが搭載されており、GPUはさまざまなモデルを選択可能ですが最もハイスペックなものとしてNVIDIAのGeForce RTX 4090を選択可能です。なお、システムにはNVIDIAのGame ReadyドライバーではなくStudioドライバーがプリインストールされている模様。
CES 2024でBlade 16の実機を触ったというテクノロジーメディアのTom's Hardwareは、「短い試用時間で間違いなく良い第一印象を与えてくれました。Blade 16のSamsung製ディスプレイは2023年モデルと並べて比較すると圧倒的にグレードアップしています。ただし、実際にゲームをプレイする時間はありませんでした」と言及。なお、Blade 16の筐体は陽極酸化アルミニウムを使用したモダンな仕上がりです。

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テクノロジーメディアのAndroid AuthorityはBlade 16の実機を撮影した動画を公開しています。Android Authorityも「最新のAAAタイトルをプレイする時間はなかったものの、新しいディスプレイに驚嘆するには十分でした」「Blade 16の新しいディスプレイは前モデルのディスプレイと比較して、昼間の使用においても夜間の使用においてもアップグレードを感じられます」と、Blade 16の高精細ディスプレイを称賛しました。
The BEST Razer Blade Laptops yet! - YouTube

Blade 16の販売価格は2999.99ドル(約43万円)からです。
◆Blade 14

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Bladeシリーズで最もコンパクトな「Blade 14」は、「外出先でもゲームがプレイしたい」というゲーマー向けのモデルで、本体の薄さはわずか0.71インチ(約1.8cm)、重量は4.05ポンド(約1.8kg)です。コンパクトかつ軽量でありながら、バッテリーは最大10時間駆動可能。

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CPUにはAMDのRyzen 9 8945HS、GPUはさまざまなモデルを選択可能ですが最もハイスペックなものとしてNVIDIAのGeForce RTX 4070を選ぶことができます。また、増設可能なDDR5 RAMも搭載されており、これについてTom's Hardwareは「はんだ付けされたメモリを採用したゲーミングノートPCが多いことを考えると、新鮮な息吹です」と称賛しています。
ディスプレイはCalman Verifiedを取得しており、アスペクト比は16:10、ディスプレイサイズは14インチ、解像度はQHD+(2560×1600ピクセル)、リフレッシュレートは最大240Hzに対応しています。
Blade 14は2024年1月23日発売予定ですが、販売価格はまだ公表されていません。本体カラ―は黒と白基調の「水銀」が用意されていますが、前モデルから外観に変化はナシ。なお、Razerによると「たわみを減らすためにシャーシの底部に金属プレートが追加されている」そうです。
◆Blade 18

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さらに、ディスプレイサイズが18インチ、解像度が4K、リフレッシュレートが165Hzに対応した世界初の大型ゲーミングノートPCの「Blade 18」も発表されました。Thunderbolt 5対応で、主要な接続プロトコルの3倍の帯域幅となる最大120Gbpsでのデータ転送を実現しています。ただし、Tom's Hardwareは「Blade 18はOLEDではないため、Blade 16のOLED画面を見た後だと、コントラストが大幅に低下していると感じられます」と指摘しています。

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なお、記事作成時点ではBlade 18の詳細なスペックは明らかになっておらず、2024年後半リリース予定であることだけが発表されています。

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