22万台のHDDとSSDを監視するBackBlazeの「メーカー・モデル別統計データ2022年Q2版」が公開

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世界中のデータセンターでHDDとSSDを合わせて21万9444台監視して毎年四半期ごとの「HDD/SSD故障率レポート」や「バックアップ利用率・データ損失経験者の割合」などを集計しているBackblazeが、2022年第2四半期(4月~6月)のHDD/SSD故障率レポートを公開しました。
Backblaze Drive Stats for Q2 2022
https://www.backblaze.com/blog/backblaze-drive-stats-for-q2-2022/
BackBlazeが利用している21万9444台のHDDとSSDのうち、ブートドライブが4020台(SSDが2558台、HDDが1462台)、データドライブが21万5424台となっており、第2四半期のレポートではデータドライブのうち21万5011台が分析対象となっています。
以下が2022年第2四半期のデータ。ドライブに障害が起きた回数をドライブが何年使用されたかという数値で割った「年間故障率(AFR)」が5.64%と最も高いのはSeagateの「ST14000NM0138」で、平均使用月数は18.8カ月、使用台数は1571台、累計使用日数は14万2330日となっていました。全体の年間故障率を比べると、Seagateは他のメーカーよりも全体平均の1.46%を超えるものが多くなっています。一方で、年間故障率0%を維持したモデルはHGSTの「HUH728080ALE600」、東芝の「MD04ABA400V」「MG07ACA14TEY」「MG08ACA16TA」の4種のみで、東芝の「MD04ABA400V」と「MG08ACA16TA」は2022年第1四半期に続いて第2四半期も全く故障しなかったという結果になっています。Seagateの「ST6000DX000」は長期にわたって故障率が低くなっていましたが、2022年第2四半期には2回の故障が発生したとのこと。

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総合的に見て、2021年第2四半期に1.01%、2022年第1四半期は1.22%だった全てのドライブを合わせた年間故障率が、1.46%まで上昇しています。BackBlazeはこれを「それぞれのメーカーのドライブが老朽化しています」と原因を述べており、翌年にかけて古いドライブが廃止されていくに従い、年間故障率も改善すると予想しているとのこと。
また、2022年第二四半期のレポートでは、2022年6月30日時点で稼働中のHDD/SDDを2013年4月20日から記録した「生涯故障率」のデータも公開しています。全てのドライブの年間故障率は1.39%で、2021年6月30日時点のデータである1.45%から減少しています。故障率が高くなっているモデルはHGSTの「HUH728080ALE604」が6.26%、Seagateの「ST14000NM0138」が4.86%、東芝の「MG08ACA16TA」が3.57%となっていますが、これらはすべて同メーカーの中でもサンプルサイズが比較的小さくなっています。

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したがって、サンプルサイズが十分に大きくなるようにドライブ使用日数の最小値を100万に設定し、統計上の信頼区間を0.5%以下に設定した集計が以下の表に示されています。これによると、年間故障率は高いものでも2.03%で、平均は1.20%となっています。

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なお、今回使われたデータセットは以下のページから確認できます。
Backblaze Hard Drive Stats
https://www.backblaze.com/b2/hard-drive-test-data.html

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