Facebookがレイバンと共同開発したスマートグラス「Ray-Ban Stories」が登場、その使い勝手とは?

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Facebookが2021年9月9日に、サングラスブランド「レイバン」を展開する眼鏡メーカー・ルックスオティカと共同開発したスマートグラス「Ray-Ban Stories」を299ドル(約3万3000円)で発売しました。そんなRay-Ban Storiesの実機をさっそくレビューしたIT系ニュースサイトのThe VergeとFast Companyが、その機能や使い勝手を公開しています。
Ray-Ban and Facebook introduce Ray-Ban Stories, first-generation smart glasses
https://tech.fb.com/ray-ban-and-facebook-introduce-ray-ban-stories-first-generation-smart-glasses/
Ray-Ban Stories: hands-on with Facebook’s first smart glasses - The Verge
https://www.theverge.com/2021/9/9/22662809/facebook-ray-ban-stories-camera-smart-glasses-hands-on
Mark Zuckerberg on Facebook and Luxottica’s RayBan Stories
https://www.fastcompany.com/90673958/facebook-smart-glasses-ray-ban-stories-luxottica
Facebookは2020年9月に、ルックスオティカとの提携によりスマートグラスを開発し、2021年に発売することを発表しました。Facebookは、このスマートグラスを「スマートフォンに取って代わるAR(拡張現実)スマートグラス」と位置づけています。
Facebookがレイバンと共同開発したスマートグラスが2021年に登場 - GIGAZINE

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by Stefan Sager
◆The Vergeによるレビュー
そして、Facebookは2021年9月9日に、スマートグラスの「Ray-Ban Stories」をリリースしました。Ray-Ban StoriesをレビューしたThe Vergeが最も重要な点だと指摘しているのが、「見た目も使い勝手も普通のメガネ」だという点です。

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Googleが開発した以下の「Google Glass」と見比べると、Ray-Ban Storiesがいかに普通のメガネに近いかが分かります。

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フレームには画素数が5メガピクセルのカメラが2基搭載されており、写真や最大30秒の動画を撮影することが可能です。

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Ray-Ban Storiesで撮影した写真はiOSとAndroidでリリースされているFacebook Viewアプリを使ってスマートフォンに取り込み、編集したりFacebookやInstagramなどにアップロードしたりできます。

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メガネには革のような素材でできたキャリングケースが付属しており、内蔵のバッテリーと付属のUSB Type-CケーブルでRay-Ban Storiesを3回充電することが可能。Facebookは、Ray-Ban Storiesのバッテリーのフル充電には1時間必要で、断続的な使用方法では約6時間稼働できると説明しています。実際にThe Vergeのレビューアーが1時間ほど頻繁に使ったところ、バッテリーは約20%減ったとのことです。

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フレームの両側にはスピーカーがあり、スマートフォンとBluetooth接続して通話やポッドキャストの視聴ができます。もちろん音楽も再生できますが、The Vergeは「音楽を聴くならちゃんとしたヘッドホンが欲しい」と評しており、音質は追求されていない模様です。また、スピーカーが着用者の耳に向いているわけではないので、音が近くにいる人の耳に入ってしまうとも指摘されています。
The Vergeは総評として「Ray-Ban Storiesで最も魅力を感じたのは、その形状です。これまで多くのスマートグラスを試してきましたが、その中では最も着け心地が快適でした。重さも、普通の旅行者用サングラスより数グラム重いだけです。また、度が入ったレンズを用意すればメガネ代わりに使うことも可能です」と述べました。
◆Fast Companyによるレビュー
一方Fast Companyは、Ray-Ban Storiesのカメラに重点を置いてレビューしました。

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以下は、Ray-Ban Storiesの作例です。Fast Companyによると、Ray-Ban Storiesの写真は不鮮明で、カメラの起動に数秒かかるなど動作があまりきびきびしていないので、被写体を正確にフレームに収めるのも大変だったとのこと。

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Ray-Ban StoriesとFacebook Viewアプリを連携させると、写真に3Dのような効果を付けることができます。以下のサムネイルをクリックすると、実際に3Dにしている様子がGIFアニメーションで確認できます。

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3Dにすることで中央の自転車に乗った男性にぐっと近寄ることができますが、左の男性の首が切れてしまうといった現象も発生しました。

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また、ストレージ容量やバッテリー容量にも不足を感じたとのこと。動画は最大30秒のものが35本、写真なら500枚しか保存できないため、Fast Companyは「それ以上撮りたい場合はスマートフォンに転送して容量を確保しながら使う必要があります」と指摘しています。さらに、Fast CompanyがサイクリングをしながらRay-Ban Storiesを使ったところ、2時間でバッテリーを使い切ってしまったそうです。
こうした点から、Fast CompanyはRay-Ban Storiesのカメラ性能について、「可能性は感じましたが、まだかなり未熟で、むしろスマートフォンのカメラがいかに高性能になったかを改めて認識させられるものでした」とコメントしました。
◆まとめ
今回発売されたRay-Ban StoriesにはAR機能はありませんが、Facebookは現状のRay-Ban Storiesを「第一世代」と位置づけており、将来的にはAR機能を実装する予定とのこと。
Ray-Ban Storiesの価格は299ドル(約3万3000円)で、アメリカ・オーストラリア・カナダ・アイルランド・イタリア・イギリスにあるレイバンの実店舗のほか、オンラインでも販売されています。ただし、記事作成時点では日本からオンライン注文することはできず、日本での展開の有無や販売開始の時期などは未定です。
ray-ban stories
https://www.ray-ban.com/japan/c/ray-ban-stories

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