Wi-Fiのパスフレーズを「パケットを食べる」ことで解析する電子ペットキット「Hash Monster」

Wi-Fiのパスフレーズを「パケットを食べる」ことで解析する電子ペットキット「Hash Monster」 - 画像


Wi-Fiの脆弱性を突いてその情報を収集する「Pwnagotchi(ポーナゴッチ)」は、Raspberry Pi Zero Wをベースとして「たまごっち」をヒントに開発された電子ペットキットで、日本語にも対応しています。そんなPwnagotchiの影響を受けて開発された「Hash Monster」は、マイコンのESP32を搭載した開発モジュールで動作する電子ペットキットです。
The Hash Monster: ESP32 Tamagotchi For WiFi Cracking — Telescope
https://telescope.ac/petazzoni/the-hash-monster-esp32-tamagotchi-for-wifi-cracking
PwnagotchiはWi-Fiの技術規格であるWPAやWPA2に存在する脆弱性を利用して、Wi-Fiのパスフレーズ特定につながるパケット情報を収集する電子ペットキットで、ハッキングの成否によって表情が豊かに変化します。
あの「たまごっち」をヒントに開発されたWi-Fiハッキングが可能な電子ペット「Pwnagotchi」 - GIGAZINE

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そんなPwnagotchiに影響を受け、エンジニアのGalile0氏が開発した電子ペットキットが「Hash Monster」。PwnagotchiはRaspberry Pi Zero Wやバッテリー、電子ペーパーといったパーツを別々に用意し組み立てる必要がありましたが、Hash MonsterはESP32・バッテリー・液晶画面が内蔵された開発モジュール「M5Stack」をベースとしているため、パーツの組み立てが不要です。

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また、M5Stackの価格はスイッチサイエンスで税込3575円とPwnagotchiのパーツ代より安く、サイズも小さいことが利点であるとのこと。ただし、ESP32のプログラミングにArduino IDEが必要であるため、セットアップ面ではイメージファイルをSDカードに焼き込むだけのPwnagotchiよりも少しハードルが高めとなっています。
Hash Monsterが動作する仕組みはPwnagotchiと同様で、Wi-Fiの脆弱性を突いてパケットキャプチャツールによりパスフレーズ特定につながる情報をPCAPファイルに保存し、AircrackやHashcatでパスワードを解析するとのこと。

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実際にHash Monsterが動作している様子はこんな感じ。Wi-Fiの解析状況にあわせて液晶画面左下のモンスターの表情が変わっています。
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Passive vs Deauth pic.twitter.com/SnUizaHcVv— Galileo (@G4lile0) November 18, 2019
なお、Hash Monsterの製作に必要なM5Stackは、Amazon.co.jpで税込3999円にて販売されています。
Amazon.co.jp: M5Stack拡張可能なマイクロ制御モジュールWiFi Bluetooth ESP32開発キットArduino LCD用2インチLCD ESP-32内蔵ESP8266 (1セット): 家電・カメラ

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