スーパー内での一挙手一投足を盗聴するシステムを大手スーパーマーケットが考案

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by Joshua Rawson-Harris
日本の西友を子会社に持つ世界最大のスーパーマーケットチェーンであるウォルマートが、「買い物客や従業員を盗聴する特許」を取得したとして話題になっています。
United States Patent and Trademark Office
http://pdfpiw.uspto.gov/.piw?docid=10020004
Walmart secured a patent to eavesdrop on shoppers and employees - The Verge
https://www.theverge.com/2018/12/21/18151738/walmart-eavesdrop-patent-customer-employee-privacy
ウォルマートが小売店向けの新しいリスニングシステムの特許を取得しました。特許出願によると、このリスニングシステムは「ショッピング施設内の音を捕捉・分析するためのシステム例」とのことで、海外メディアのThe Vergeは「言い換えれば一種の監視システムである」と記しており、一部の従業員や買い物客を不快にさせる可能性があると指摘しています。
ウォルマートが考案するリスニングシステムは、買い物袋のカサカサ音とレジから発せられるビープ音を検出することが可能です。このシステムは音から「レジで決済した商品の数」と「買い物袋に入れられた商品の数」をチェックする、盗難防止用のシステムとして考案されています。

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The Vergeは「このシステムは盗難防止ツールとしてだけでなく、従業員や顧客のやり取りを監視し、顧客が商品について何を言っているかをリアルタイムで監視する方法にもなる」と指摘。実際に、特許出願には「(リスニングシステムで採用される)サウンドセンサーは、顧客とレジに配置された従業員との間の会話音声を取り込むことができる」「システムは会話音声を処理し、レジの従業員が顧客にあいさつしているかどうかを判断できる」と記されています。
スーパーマーケット内の買い物客や従業員の行動を監視しようというアイデアは、ウォルマートが考案したリスニングシステムが最初ではありません。ウォルマートのライバルでもあるAmazonは、レジレスコンビニのAmazon Goを展開していますが、この店舗では買い物客や従業員の個別の動きを「歩き方」や「体形」に至るまで監視し、どの商品を棚から取り出しているかを追跡することで、レジなしでも正しく決済できるようになっています。
なお、実際にAmazon Goでレジなしショッピングを体験するとどんな感じになるのかは以下の記事を読めばわかります。
レジなしコンビニ「Amazon Go」で「レジ・フリー」の新しいショッピング体験をしてみました - GIGAZINE

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記事作成時点ではウォルマートがこのリスニングシステムを店舗に導入する予定はないそうですが、この特許は「世界最大のスーパーマーケットチェーンがショッピングと小売セキュリティの将来について積極的に考えている証拠」とThe Vergeは記しています。

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by Fancycrave

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