ファーウェイ「WATCH GT 5 Pro」の等高線表示が活躍! 八ヶ岳登山&しまなみ海道サイクリングに行ってきた
2024年10月9日に発売されたファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」。24時間の健康管理はもちろん、100以上のワークアウトに対応しています。しかもゴルフ機能では国内外2,200カ所以上のゴルフ場データを3D表示できるようになり、フリーダイビングも40mまで可能。ランニングフォームも測定できるなど、様々な専門的な機能が搭載されています。
ワークアウトモード中のマップ機能がバージョンアップして、フルカラー表示で見やすくなったり、マップに等高線を表示できるようにもなりました。またサイクリングでは、ウォッチと「HUAWEIヘルスケア」アプリの両方に、リアルタイムのデータを表示できるようになるなど、さらに進化。そんな「GT 5 Pro」をメーカーに借りて、登山やサイクリングでじっくり使ってみました。
八ヶ岳登山で等高線表示が活躍、頂上までの道しるべに
筆者は登山が趣味なので、GT 5 Proの新機能を知った時、等高線表示ができることに興味を抱きました。等高線は山や谷などの地表の起伏を示す線。線と線の間が広ければなだらかな斜面で、逆に狭いと急な斜面と、等高線を見るだけでどのような形の山で、どのような登山道かが想像できます。
いつも登山時には国土地理院のマップを印刷して持参しているのですが、このようなマップをウォッチで確認できるのは便利だと思い、八ヶ岳登山の時にGT 5 Proを使ってみました。
登山時には等高線マップのほか、ルートマップや登山用のアプリなども利用します。休憩時や道の分岐の時にそれらのマップやアプリで現在地・目的地などを確認するのですが、ウォッチだと手元で手軽に確認できるのが便利でした。クラウンを回転させることでマップを拡大、縮小することができます。
登山の場合は、100mや200mくらいの縮尺が使い勝手が良く、等高線が表示されることで頂上の場所もわかります。実際、等高線の状態から「そろそろ頂上かな?」と周囲を確認したところ、あともう少しで到着できることがわかったという場面もありました。
また、GT 5 シリーズからヒマワリ型アンテナシステムを搭載したことで、ウォッチがどの方向を向いていても、より正確に位置を測定できるようになりました。前モデルに比べてGPSのルート精度は25%アップ、距離やペースの精度はそれぞれ20%アップしたそうです。
今回の八ヶ岳は周回コースだったので使いませんでしたが、同じルートを戻る場合、ルートバック機能で通ってきた道をナビゲートしてもらえるので、正確な位置測定ができるのは安心です。
ワークアウトデータは後から速度や心拍数などを見返して参考にします。特にパフォーマンスは、今回の登山コースが自分の運動能力に対して適切だったのかどうかを確認するのに役立ちます。データを見ると、今回、少しハードだったようです。完全に回復するまでの休息時間も教えてくれるので、その間は激しい運動を控えるように心掛けています。
しまなみ海道サイクリングのデータをGT 5 Proで記録
かねてから行きたかった、しまなみ海道サイクリングでもGT 5 Proを使ってみました。瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結んだ「瀬戸内しまなみ海道」は、美しい眺望が楽しめるサイクリストの聖地。広島県尾道市から愛媛県今治市まで約75kmの道のりがあります。
橋を渡る度にアップダウンがあるので、サイクリング初心者の筆者は電動アシスト自転車をレンタル。貸し出しや返却ができるターミナルはコース全体にあり、尾道で借りて今治で返却することもできます。
これまで電動アシスト自転車は当日返却だったのですが、2024年7月1日から複数日利用が可能になったことで、行動範囲やスケジュールがより柔軟に考えられるようになりました。そこで思い切って今回、チャレンジしてみたというワケです。
そんな初チャレンジの記録をしっかり残すことができたのは嬉しい限り。1日目は尾道から3番目の島の生口島で1泊し、2日目は4番目の大三島でパワースポットの大山祇神社や、愛用している伯方の塩の大三島工場を見学するなど、観光も楽しみました。
そのため合計105kmも走行したのですが、2日目には慣れてきたのか速度も速くなっていたので、予定通りの時間に自転車を返却することができました。
途中、何度かウォッチでデータを確認して、「うまくマップが表示されないな-」と思っていたのですが、後になってオフラインマップの事前ダウンロードを忘れていたことに気付きました。しまなみ海道は広島県と愛知県にまたがっているため、両方のマップをダウンロードする必要があったのです。
奥多摩でスマホとウォッチのリアルタイム連携をチェック
オフラインマップのダウンロード方法は、「HUAWEIヘルスケア」アプリの「デバイス」から、使用しているウォッチをタップして、「オフラインマップ」を開きます。そして「地域」の「日本」から必要なマップをダウンロード。この時、「マップと等高線」、「マップのみ」のいずれかを選択。「Wi-Fi経由で自動更新」をオンにしておけば同期されて、ウォッチでもマップを表示できるようになります。
しまなみ海道ではオフラインマップを入れ忘れてしまい、ウォッチと「HUAWEIヘルスケア」アプリでデータをリアルタイム表示できる機能のことも、後になって知りました。次はサイクリングの新機能をしっかり試すべく、紅葉の時期に奥多摩サイクリングに行ってきました。
アプリの「運動」からサイクリングをスタートすると、自動でウォッチもワークアウトモードになって同期しました。その逆でウォッチから立ち上げた場合は、アプリを手動で立ち上げる必要があります(挙動はOSや機種によって異なる)。
スマホだと画面が大きいのでマップが見やすかったです。距離、時間、消費カロリー、速度、心拍数などのデータがほぼリアルタイムで表示されるので、運動量を考えながらサイクリングすることができます。途中、ランチや休憩でワークアウトを一時停止したり、再開したりしたのですが、アプリの操作でウォッチも同様に停止、再開してくれたので、操作の手間が省けたのも良かったです。
今回、登山やサイクリングに使ってみたことで、GT 5 Proが様々なワークアウトに活用でき、ワークアウトごとに便利に利用できるように進化したことが実感できました。
欲を言うなら、目的地までのルート案内が設定できるようになると、なお使いやすいと思います。しまなみ海道は道路上のコース表示や行き先案内が充実していて、それを辿って目的地まで走行できたので、特にルート案内は必要なかったのですが、馴染みのない道ではルート案内があったほうが便利です。
そこで奥多摩サイクリングでは、Googleマップで自転車のルート案内を起動させつつ、アプリのサイクリングモードで速度や心拍などのデータを確認していました。その際、スマホはホルダーで自転車に固定しました。
2024年11月から、自転車運転中の「ながらスマホ」に対する罰則が、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金と厳しくなりました。自転車に取り付けたスマホの画面を注視することも禁止です。今回の試用では画面表示の切り替えやデータの確認などは、停止時に行うようにしました。もちろん自転車の酒気帯び運転も禁止です。また、自転車保険加入が義務化されている都道府県が増えているので、しまなみ海道に行く前に自転車保険にも加入しました。
自転車は足や膝に負担をかけることなく効果的に有酸素運動でき、手軽なレジャーとしても楽しめるので、各地でサイクリングコースが整備されてきています。今回、GT 5 Proと一緒にしまなみ海道に行ったことで、サイクリングの現状や面白さに気付くことができました。GT 5 Proは実に様々なワークアウトに対応しているので、新たなスポーツにチャレンジしたいという人におすすめです。
綿谷禎子 わたたにさちこ 情報誌の編集部から編集プロダクションを経てフリーランスのライターに。現在は小学館発行のビジネス情報誌「DIME」を中心に、企業のオウンドメディアや情報サイトなどで幅広く執筆。生活情報サイト「All About」のガイドも務める。自称、キャッシュレスクイーン。スマホ決済や電子マネー、クレジットカード、ポイント、通信費節約などのジャンルのほか、趣味の文具や手帳の記事も手がける。 この著者の記事一覧はこちら
ワークアウトモード中のマップ機能がバージョンアップして、フルカラー表示で見やすくなったり、マップに等高線を表示できるようにもなりました。またサイクリングでは、ウォッチと「HUAWEIヘルスケア」アプリの両方に、リアルタイムのデータを表示できるようになるなど、さらに進化。そんな「GT 5 Pro」をメーカーに借りて、登山やサイクリングでじっくり使ってみました。
八ヶ岳登山で等高線表示が活躍、頂上までの道しるべに
筆者は登山が趣味なので、GT 5 Proの新機能を知った時、等高線表示ができることに興味を抱きました。等高線は山や谷などの地表の起伏を示す線。線と線の間が広ければなだらかな斜面で、逆に狭いと急な斜面と、等高線を見るだけでどのような形の山で、どのような登山道かが想像できます。
いつも登山時には国土地理院のマップを印刷して持参しているのですが、このようなマップをウォッチで確認できるのは便利だと思い、八ヶ岳登山の時にGT 5 Proを使ってみました。
登山時には等高線マップのほか、ルートマップや登山用のアプリなども利用します。休憩時や道の分岐の時にそれらのマップやアプリで現在地・目的地などを確認するのですが、ウォッチだと手元で手軽に確認できるのが便利でした。クラウンを回転させることでマップを拡大、縮小することができます。
登山の場合は、100mや200mくらいの縮尺が使い勝手が良く、等高線が表示されることで頂上の場所もわかります。実際、等高線の状態から「そろそろ頂上かな?」と周囲を確認したところ、あともう少しで到着できることがわかったという場面もありました。
また、GT 5 シリーズからヒマワリ型アンテナシステムを搭載したことで、ウォッチがどの方向を向いていても、より正確に位置を測定できるようになりました。前モデルに比べてGPSのルート精度は25%アップ、距離やペースの精度はそれぞれ20%アップしたそうです。
今回の八ヶ岳は周回コースだったので使いませんでしたが、同じルートを戻る場合、ルートバック機能で通ってきた道をナビゲートしてもらえるので、正確な位置測定ができるのは安心です。
ワークアウトデータは後から速度や心拍数などを見返して参考にします。特にパフォーマンスは、今回の登山コースが自分の運動能力に対して適切だったのかどうかを確認するのに役立ちます。データを見ると、今回、少しハードだったようです。完全に回復するまでの休息時間も教えてくれるので、その間は激しい運動を控えるように心掛けています。
しまなみ海道サイクリングのデータをGT 5 Proで記録
かねてから行きたかった、しまなみ海道サイクリングでもGT 5 Proを使ってみました。瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結んだ「瀬戸内しまなみ海道」は、美しい眺望が楽しめるサイクリストの聖地。広島県尾道市から愛媛県今治市まで約75kmの道のりがあります。
橋を渡る度にアップダウンがあるので、サイクリング初心者の筆者は電動アシスト自転車をレンタル。貸し出しや返却ができるターミナルはコース全体にあり、尾道で借りて今治で返却することもできます。
これまで電動アシスト自転車は当日返却だったのですが、2024年7月1日から複数日利用が可能になったことで、行動範囲やスケジュールがより柔軟に考えられるようになりました。そこで思い切って今回、チャレンジしてみたというワケです。
そんな初チャレンジの記録をしっかり残すことができたのは嬉しい限り。1日目は尾道から3番目の島の生口島で1泊し、2日目は4番目の大三島でパワースポットの大山祇神社や、愛用している伯方の塩の大三島工場を見学するなど、観光も楽しみました。
そのため合計105kmも走行したのですが、2日目には慣れてきたのか速度も速くなっていたので、予定通りの時間に自転車を返却することができました。
途中、何度かウォッチでデータを確認して、「うまくマップが表示されないな-」と思っていたのですが、後になってオフラインマップの事前ダウンロードを忘れていたことに気付きました。しまなみ海道は広島県と愛知県にまたがっているため、両方のマップをダウンロードする必要があったのです。
奥多摩でスマホとウォッチのリアルタイム連携をチェック
オフラインマップのダウンロード方法は、「HUAWEIヘルスケア」アプリの「デバイス」から、使用しているウォッチをタップして、「オフラインマップ」を開きます。そして「地域」の「日本」から必要なマップをダウンロード。この時、「マップと等高線」、「マップのみ」のいずれかを選択。「Wi-Fi経由で自動更新」をオンにしておけば同期されて、ウォッチでもマップを表示できるようになります。
しまなみ海道ではオフラインマップを入れ忘れてしまい、ウォッチと「HUAWEIヘルスケア」アプリでデータをリアルタイム表示できる機能のことも、後になって知りました。次はサイクリングの新機能をしっかり試すべく、紅葉の時期に奥多摩サイクリングに行ってきました。
アプリの「運動」からサイクリングをスタートすると、自動でウォッチもワークアウトモードになって同期しました。その逆でウォッチから立ち上げた場合は、アプリを手動で立ち上げる必要があります(挙動はOSや機種によって異なる)。
スマホだと画面が大きいのでマップが見やすかったです。距離、時間、消費カロリー、速度、心拍数などのデータがほぼリアルタイムで表示されるので、運動量を考えながらサイクリングすることができます。途中、ランチや休憩でワークアウトを一時停止したり、再開したりしたのですが、アプリの操作でウォッチも同様に停止、再開してくれたので、操作の手間が省けたのも良かったです。
今回、登山やサイクリングに使ってみたことで、GT 5 Proが様々なワークアウトに活用でき、ワークアウトごとに便利に利用できるように進化したことが実感できました。
欲を言うなら、目的地までのルート案内が設定できるようになると、なお使いやすいと思います。しまなみ海道は道路上のコース表示や行き先案内が充実していて、それを辿って目的地まで走行できたので、特にルート案内は必要なかったのですが、馴染みのない道ではルート案内があったほうが便利です。
そこで奥多摩サイクリングでは、Googleマップで自転車のルート案内を起動させつつ、アプリのサイクリングモードで速度や心拍などのデータを確認していました。その際、スマホはホルダーで自転車に固定しました。
2024年11月から、自転車運転中の「ながらスマホ」に対する罰則が、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金と厳しくなりました。自転車に取り付けたスマホの画面を注視することも禁止です。今回の試用では画面表示の切り替えやデータの確認などは、停止時に行うようにしました。もちろん自転車の酒気帯び運転も禁止です。また、自転車保険加入が義務化されている都道府県が増えているので、しまなみ海道に行く前に自転車保険にも加入しました。
自転車は足や膝に負担をかけることなく効果的に有酸素運動でき、手軽なレジャーとしても楽しめるので、各地でサイクリングコースが整備されてきています。今回、GT 5 Proと一緒にしまなみ海道に行ったことで、サイクリングの現状や面白さに気付くことができました。GT 5 Proは実に様々なワークアウトに対応しているので、新たなスポーツにチャレンジしたいという人におすすめです。
綿谷禎子 わたたにさちこ 情報誌の編集部から編集プロダクションを経てフリーランスのライターに。現在は小学館発行のビジネス情報誌「DIME」を中心に、企業のオウンドメディアや情報サイトなどで幅広く執筆。生活情報サイト「All About」のガイドも務める。自称、キャッシュレスクイーン。スマホ決済や電子マネー、クレジットカード、ポイント、通信費節約などのジャンルのほか、趣味の文具や手帳の記事も手がける。 この著者の記事一覧はこちら
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マイナビニュース