アクションボタンで特定のアプリを起動できる? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

15 Pro/Pro Max以降のiPhoneには「アクションボタン」が搭載されています。本体側面の左上、かつて着信/サイレントスイッチがあった位置に用意され、さまざまな機能を割り当てることができます。

アクションボタンは、複数の作業をひとまとめにするアプリ「ショートカット」を利用することで、アプリ起動用のボタンとして活用できるようになります。多少の手間はかかるものの、側面のボタンを長押しするだけでLINEやInstagram、Facebookなどのアプリを起動できるようになることは大きなメリットです。

アプリを登録するには、「設定」→「アクションボタン」の順に画面を開き、右方向へフリックを続けて「ショートカット」を表示しましょう。画面上の「∧」と「∨」を上下に重ねたボタンをタップすると、ショートカットアプリの機能を呼び出す画面が現れるので、「アプリを開く...」をタップします。

次の画面では、アクションボタンに割り当てたいアプリを指定します。iPhoneにインストール済のアプリが一覧表示されるので、特に利用頻度が高いものを選択しましょう。事前にショートカットアプリでアプリ起動用のプログラムを作成しておき、この画面で選択する方法もありますが、アプリを起動するだけなら「アプリを開く...」を使う方法が断然かんたんです。

なお、ショートカットではなく「コントロール」を使う方法もあります。ただし、コントロールに対応したアプリに限定されるうえ、対象アプリの特定機能にひも付けられていることがあるため、単純にアプリを起動するだけならショートカットのほうがお勧めです。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

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