ドコモ、「dポイントクラブ」を10月より順次改定 - ランク基準改定/d払い特典新設など

NTTドコモは5月15日、同社のポイントプログラム「dポイントクラブ」のサービスを2024年10月より順次改定することを発表した。

dポイントクラブは、ドコモスマートフォンの利用者に限らず入会可能なポイントプログラム。提供開始は2015年で、以後、何度かのプログラム改定を行っており、現在のサービス内容となったのは2022年6月のプログラム内容改定以降のこと。ユーザーはdポイントの獲得状況によって1つ星~5つ星の5段階でランク判定され、ランクが上昇するごとにポイント還元率がアップする仕組みになっている。

今回の発表にあたって開催された説明会では、冒頭にdポイントの現状についての情報アップデートがあった。それによればdポイントによる決済・ポイント利用が可能なスポットは536万カ所に及び、街のポイント加盟店舗数は約11万店舗で業界最大規模になっているという。

そして2024年10月のプログラム改定は、「もっと簡単に!いつでもおトク!が受けられるプログラムへ」をコンセプトとしたものだという。

具体的には以下のような変更が行われる。

「2つ星」ランクに必要なポイント数の引き下げ
dポイント加盟店でのポイント倍率アップ特典の引き下げ
「d払い特典」の導入(「3つ星」以上が対象)
「料金充当特典」の導入(「3つ星」以上が対象、期間限定)
「長期利用ありがとう特典」の提供終了

上記の1~4については10月3日から適用の予定。5は10月31日をもって終了となる。
○ランクアップ基準の変更

「2つ星」の判断基準を、「直近3カ月間で100ポイントの獲得」から「直近3カ月間で50ポイントの獲得」に引き下げる。「eximo」や「ahamo」の加入者であれば、その料金支払いで獲得できるポイントでこの基準をクリアし、「2つ星」としてポイント倍率アップの恩恵を受けられるようになる。

○ポイント倍率アップ特典の倍率変更

dポイント加盟店でのdポイント獲得倍率がアップする「ポイント倍率アップ特典」について、「3つ星」以上のランクの倍率を引き下げる。これまで2倍だった「3つ星」「4つ星」の倍率は「2つ星」と同じ1.5倍に引き下げ。「5つ星」の倍率はこれまでの2.5倍から2倍となる。
○「d払い特典」の新設

d払いの街の加盟店でd払いの決済を行うと、ランクに応じてdポイント還元率がアップする「d払い特典」が新設される。通常「d払い」利用時の還元率は1.0%だが、「d払い特典」適用時は、「3つ星」で1.1%(通常プラス0.1%)、「4つ星」で1.5%(通常プラス0.5%)、「5つ星」で2.0%(通常プラス1.0%)となる。「1つ星」「2つ星」では還元率アップはなく、通常どおり1.0%の還元となる。

○「料金充当特典」の新設

ドコモの携帯電話/サービス、「ドコモ光」「ドコモでんき」などの利用料金にdポイントを充当すると、ランクに応じてその充当額がアップする「料金充当特典」が新設される。充当額のアップ率は、「3つ星」でプラス1.0%、「4つ星」でプラス2.0%、「5つ星」でプラス5.0%となる。「1つ星」「2つ星」では充当額アップはない。本特典は期間限定とされているが、提供終了時期は未定。

○「長期利用ありがとう特典」の提供終了

これまで、ドコモ回線の継続利用期間とランクに応じて誕生月に「d払い」のポイント還元率がアップする「長期利用ありがとう特典」の提供を終了する。

今回の施策では、利用頻度の低いユーザーにとっては「2つ星」へランクアップしやすいのがメリットとなる。利用頻度の高いユーザーにとっては、「d払い特典」「料金充当特典」が新設されたというメリットがあるが、「ポイント倍率アップ特典」の倍率がダウンするため、必要であれば利用スタイルを見直して損をしない使い方をする必要があるだろう。

「長期利用ありがとう特典」の恩恵を受けていた加入者にとってはこの特典の提供終了はマイナスになるが、この特典の対象となっていたのはすでに受付終了となっている「ギガホ」「ギガライト」などの料金プランだけであり、「eximo」「ahamo」への加入によりデメリットを帳消しにすることを考えたい。

NTTドコモとしては今回のプログラム改定により、dポイントの発行量は増える(=ユーザーにとって得になる)とみているという。4月1日にはポイント獲得をインセンティブにした「ドコモポイ活プラン」の提供を開始しており(ahamoのみ。eximoは2024年夏~秋より提供予定)、dポイントの役割はいっそう大きくなっている。ユーザーとしてもポイントを効率よく集めて使えるよう、情報収集が必要だ。

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