GoogleマップにGemini搭載。「今日どこ行く?」を気軽に聞けるよ

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Image: Mojahid Mottakin / Shutterstock.com

Gemini搭載でマップがさらに使いやすくなる。

いつかは…と予想されていましたが、Gemini AIがGoogleマップに導入されることになりました。アクティビティの提案や質問に回答してくれるようになります。

どんな使い方ができる?

遠くから友達が地元に来ていて、今夜会える?とメッセージをもらったとします。Google マップに「夜に友達と楽しめるニューヨークのスポット」と尋ねるといろいろ教えてくれるようになるんです。要望に最も適した場所のリストを作成して表示してくれます。リストには営業時間や料金などの重要な情報もしっかり掲載されます。プロンプトを変えて、また新しいリストを生成することもいつだって可能です。

レビューを全部読まなくていい!

リストの中から行ってみたい場所を見つけたとします。以前は、その場所をクリックすると詳細情報とレビューリストが表示され、スクロールしてひとつずつ読むという感じでした。

でもこれからは、GoogleマップのGeminiアシスタントがその施設に投稿されたレビューすべてを要約してくれます。なので、ページ上部で数行に要約されたレビューを読めばいいだけなので、時間を短縮できます。

質問にも答えてくれる!

さらにGoogleマップ上で、通常のAIアシスタントのように会話することも可能です。質問フィールドが表示され、「駐車場はありますか?」「屋外席はありますか?」「雰囲気はどんな感じですか?」など、場所に関する質問ができて、それにリアルタイムで回答をしてくれます。写真を隈なく確認したり、レビューをひとつずつ読んで自分が知りたいことを探したりしなくてよくなるんです。

日本の皆さんには残念なお知らせですが、この機能は現在アメリカのAndroidとiOSのみで展開開始しています。レビューの要約や場所に関する詳細な質問機能は、「今後数ヶ月以内に」Google検索にも導入される予定とのことです。

なお、GoogleマップでのGeminiの結果は、Geminiアプリで質問した場合とは違うものになるそうです。マップでの回答は、何百万人もの投稿者からのレビューを活用したGoogleマップの情報に基づいて、行き先の提案を行なうからです。

今回のアップデートでは、ナビゲーションに関する変更点もいくつかあります。目的地を入力すると、途中にある主要なランドマーク、観光スポット、飲食店などがすぐに表示されるようになります。手動で検索する手間が省けるようになります。

また、運転中の車線合流についても、より的確に通知してくれるようになるとのこと。「強化されたナビゲーション」により、横断歩道や道路標識の確認がしやすくなるそう。また、冠水や除雪されていない道路、霧の発生など、気象案内なども見られるようになるそうです。この機能は冬ごろ導入となります。

車を止めた場所から入り口までも案内

到着ガイダンス、というのも導入予定です。到着ガイダンスは、駐車場から目的地の入り口までのルートを確実に案内することを目的とする機能。駐車場の場所を表示し、駐車した場所を忘れないように保存して、駐車後は目的地の入り口までの徒歩ルートを案内してくれます。

ルートの事前確認機能、気象災害の確認・報告機能、到着ガイダンスについては、今週からAndroidとiOSで世界中で展開開始です。強化されたナビゲーション機能は、来月からアメリカの30以上の都市圏のAndroidとiOSで利用可能となり、「時間とともにさらに多くの地域に拡大される予定」とのことです。

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