カンパノラの新作時計。漆の繊細なトーンで宇宙に想いを馳せる

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Image: CITIZEN

天空の動きや宇宙の美しさを表現しているシチズンの高級時計ブランド「CAMPANOLA(カンパノラ)」。腕時計の文字盤というごく限られたスペースでその雄大さを表現するために、常に優れた技法を取り入れています。

11月8日に発売(限定モデルのみ12月5日発売)されるのは、漆文字盤を使って美しい宇宙を投影した「宙鏡」3モデル。両手にすくった水に映る星空を見て、星々の出会いに人の営みを重ね想う平安時代の詩に着想を得て、星空への抒情を美しい絵画のように表現したというコンセプト。うーん、ロマンチック過ぎますね。

スイス製ムーヴメントの限定モデル

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まずは機械式のNZ0000-58L。こちらはスイスの名門ラ・ジュー・ペレ社のムーヴメントを採用しています。ラ・ジュー・ペレはクロノグラフも手がける非常に技術力の高いムーヴメントメーカーですが、現在はシチズン傘下にあります。

文字盤は漆にプラチナ粉を蒔いて研ぎ出すことで深い星雲の揺らめきを表現し、さらに左右に流れる螺鈿や蒔絵を施した非常に凝ったもの。会津塗の伝統工芸士 儀同哲夫氏の手によるもので、堂々たる風格漂うデザインです。価格は132万円で150本限定。

クォーツで超複雑機構を実現

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AH4080-01Mはクォーツを採用したグランドコンプリケーション(超複雑機構)。ミニッツリピーター(鐘を内蔵して時を音で知らせる機構)、ムーンフェイズ、永久カレンダー、クロノグラフを備えています。機械式なら数千万円超えも珍しくないこの複雑な機構を、クォーツを使うことで身近なものにしています。

文字盤は漆と螺鈿を採用。漆塗りの見返しリングには手作業でグラデーションが施されていて、深みのあるトーンを生み出しています。価格は49万5000円。

繊細な星の瞬きを表現

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BU0020-20Lはシチズンが得意とする光発電エコ・ドライブモデル。6時位置のサブダイヤルに、金属粉を混ぜた紺漆で星が瞬く様子を表現。

機能的にはトリプルカレンダー(月・日・曜日)表示とムーンフェイズ機能を備え、クラシカルで華麗なルックスに仕上がっています。環境に配慮したレザーワーキンググループ認証のレザーベルトも質感が高いです。価格は38万5000円。

いずれのモデルも漆独特の深みが感じられ、シックなデザインを上手く引き立てていると思います。シチズンだけに実用性も高く、長く使うほどに愛着が湧くタイムピースといえそうです。

Source: CITIZEN

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