ハードからソフトまで抜かりなし。「VAIO SX-14R」こそがシン・ビジネスモバイルPCだ
一分の隙もない。
VAIOからビジネスモバイルPCの新製品「VAIO SX-14R」が発表されました。ギズモード編集部は新製品発表会に行ってきましたので、どんなPCなのかをレポートしたいと思います。
はっきりいって、こんなにモバイルで、こんなにビジネスなノートPC、見たことないですね。
14型ワイド液晶搭載で1kg切り
VAIO SX-14Rは「シン・モバイルワーク時代のモバイルPC」というコンセプト。ディスプレイは16:10の14型ワイド液晶を搭載。大容量バッテリーを搭載し、動画の連続再生時間は最大16時間、アイドル時は最大38時間となっています。
CPUはインテルCore Ultra 7/5(Meteor Lake)で、メモリーは16GBから、ストレージは256GBからという構成。CPUが1世代前ですが、ビジネスシーンでの用途ならば十分な性能とのこと。
14型ワイドディスプレイ搭載で1kgを切ってきているのは、かなりすごい。今や、自宅、オフィス、外出先のカフェなどなど、あらゆるところで仕事をする時代。ビジネスパーソンにとって、軽さはとても重要なスペックです。
よーく考えられたハードウェアのデザイン
モバイルPCだから軽ければいい。いやいや、VAIOさんが軽さだけで勝負するわけないじゃないですか。「VAIO SX-14R」は、とにかく細部までビジネスモバイルPCとしてのこだわりが詰まりまくっています。
まずデザイン面。ビジネスPCというと武骨なデザインが採用されがちですが、本機種はかなりスタイリッシュ。ヒンジ部分の角が落とされたデザインは、ただかっこいいだけじゃなくて、実用面も考えられています。
ディスプレイを閉じた状態で、本体後部から持ち上げるとき、指掛かりががよくなりサッと持ち上げられるようになっています。
また、ディスプレイを閉じた状態から開くときは片手でササッと開けられるようになっています。いちいち両手を使って開かなくてもいいんです。
キーボードは、打鍵感が向上。クリック感を損なわずに静音化を実現。確かに、かなり上質な打ち心地でした。ノートPCのキーボードがしょぼいと、仕事する気なくなりますからね。キーボード大事。
もちろん、ディスプレイを開くとヒンジ部分が持ち上がるVAIO伝統のギミックも搭載。キーボードに傾斜が付くことで疲労感の軽減につながります。
ちなみに、USB-C端子は両サイドに配置されています。これが地味に素晴らしいポイント。USB-C端子が片側だけだと使いづらいんですよ。わかってらっしゃる。
PC内部もギリギリまで攻めてる
実は内部構成もかなり練られています。ギリギリまで本体サイズを小さくするため狭額縁仕様となっていますが、画面上部のせまーいところに、フルHDのウェブカメラとWi-Fi 7、LTE/5Gコンボアンテナを格納。
何もこの狭いところに入れなくても、アンテナは基板上に載せてもよかったんじゃないかと思うんですが、少しでも電波状況をよくするために、この位置に入れたとのこと。確かに、アンテナは上部にあったほうが通信状況はよくなりますしね。
ここに入れるために、アンテナ類は専用設計になっているそうです。力の入れ具合、ハンパない。
ちなみに、マイクは両サイドのアンテナの上に配置されています。360°集音マイクとなっており、かなり高性能。これについてはあとでご説明します。
ビジネスシーンを想定した数々の機能を搭載
最近は、オンライン会議が当たり前になっています。そこでノートPCに求められるのが、ウェブカメラやマイクの性能です。
マイクがかなり高性能で、指向性が柔軟に変えられます。「プライベートモード」では自分一人の声だけを相手に届けるようになり、「プライバシーモード」ではさらに狭い範囲の音しか拾わないので、周囲の話し声などはほとんど入りません。さらに「小声モード」もあり、ほんとにひそひそ声で話してもちゃんと相手に声が届きます。デモでその様子をこの目で見ましたから、嘘じゃないんです!
そのほか「会議室モード」は、VAIO SX-14R1台で会議室にいる人の声をしっかり拾い、しかも距離による音量調整も行なってくれます。オンラインとリアルのハイブリッド会議で威力を発揮します。
ウェブカメラもなかなかに優秀。なかでも、暗いところでも自然な明るさにしてくれる「ピクセルピニング」は、周囲の照明の明るさを気にしなくていいので便利です。
僕、家でオンライン会議するときは、結構いいスピーカーと結構いいコンデンサーマイク使ったりしてるんですけど、VAIO SX-14Rがあったらいらないんじゃないかって思いましたよ…。ちょっと悔しい。
業務に集中するための機能が充実
VAIO SX-14Rには、インテルCore UltraのAI性能を活かした機能が搭載されています。
「のぞき見アラート」は、ウェブカメラがPCの前にいる人を監視し、背後から誰かが覗いていたらアラートを出してくれるというもの。カフェなどで仕事をしているときに有用です。
「ノールック節電」は、使用者が画面を一定時間見ていないと画面をオフにしてくれるという機能。これにより省電力が実現できます。
とにかくビジネスシーンでの効率をアップするための機能が盛りだくさんなんです。
真っ黒ボディが精悍
VAIO SX-14Rは、ディープエメラルド、アーバンブロンズ、ファインブラック、ブライトシルバーの4色展開です。
そのほか、ブラックボディの「ALL BLACK EDITION」もあります。こちら、ボディがすごい黒。
そして、キーボードも黒。キートップの印字も同系色になっていて見えるか見えないかって感じなんですが、バックライトを光らせると見えます。安心安心。
予約受け付け中です
「VAIO SX-14R」は、10月31日から公式サイトで予約を受け付け中。11月8日くらいから発送となっています。
ビジネスパーソンのために作られた、シン・モバイルビジネスPC。これがあれば、もうどこでも仕事ができるようになることでしょう。仕事が捗りすぎて、めちゃくちゃ仕事しちゃうかもしれませんが、ちゃんと夜は寝てくださいね。
Source: VAIO
11/01 18:00
GIZMODO