Google検索のスパムがうっとうしい人、「&udm=14」を試してみて

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Screenshot: udm14.com

過度に懐古主義的な意見というのもどうかと思いますが、明らかに憂うべき現状というものがあります。

それが現在のGoogle(グーグル)検索です。検索結果の上位に表示されるのは、SEOに最適化された広告のようなページやSEOスパム、そして「ピザに接着剤を入れよう」的なAI生成の回答などなど。明らかにGoogleの検索の品質は劣化しているといえるでしょう。

これらすべてを改善することは無理かもしれませんが、少なくともまだまだ未成熟なAIの回答を回避することはできそうです。

検索バーに文字列「&udm=14」を入れるだけ

さて、Googleが検索においてAIを全面的に導入すると発表したとき、同社はユーザーがこの機能を回避するためのいくつかの方法を公開していました。難しい方法はありませんでしたが、設定を開いたりなんだか面倒なものもあったのも事実です。

そのなかで最良のものと思える方法が「&udm=14」という文字列です。

これはいわゆるURLクエリパラメータと呼ばれるもので、URLに追加していくことで情報を付与するのです。Google検索で結果が表示された後で、ブラウザの検索バーにあるURLにこの文字列を追加して再度アクセスします。すると検索結果の上部に出るはずの生成AIによる回答や概要を非表示にしてくれるという仕組みです。

一度やってみていただけたら、表示されなくなってシンプルな検索結果ページに様変わり! となるわけです。でも検索するたびに毎回検索バーのURLに&udm=14を入力して…なんて、ちょっと面倒くさい方もいらっしゃると思います。

そんな方は、udm14.comにアクセスしてみてください。「the disenshittification Konami code」と掲げられたこのウェブサイトは、いうなればGoogle検索改善のための隠しコマンド的な位置づけをコンセプトとしています。

udm14.comには、Googleのトップページのように中央に検索バーがあります。このサイトでは、正にいつもやるようにキーワードを入力して検索をすることで、AIによる回答や概要のないGoogle検索結果ページを見ることができるのです。

有料だけどKagiを使うのもいいかも

2002年ごろに私たちが知っていた古き良きGoogle検索は、もう死んでしまいました。

Gooleが世界最大の強力な検索エンジンになったことで、ウェブサイトやあらゆる企業は、Googleのアルゴリズムに適したものを作ることに躍起になりました。そして今現在私たちは、SEOに最適化されたページとAIが混じった雑多な世界を生きています。

インターネットは、そのすべてがGoogleに注目されたいという目的と、その探求によって作り変えられたというわけです。

ある意味究極の選択ではあるものの、有料のサービスを使うという手もあります。それがKagiです。

KagiはかつてのGoogle検索を復活させるのに大いに役立つでしょう。これはカスタマイズされたGoogle検索のようなもので、匿名のAPIリクエストをGoogleとほかの多数の検索エンジンに送信し、その組み合わせから最適な検索結果を出すといった感じです。

実際に使ってみると非常に楽しいですし、快適に感じます。が、これは有料なのです。最初の100件の検索は無料となっているので、一度使ってみるのもいいと思います。気に入ったらサブスクリプション料金を支払うことになります。

もし、検索という行為にお金を払う価値があると思えたら、Kagiも1つの選択肢だと思います。そうでなければ「&udm=14」とudm14.comを試してみましょう。

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