「聴きたいものはないけど何か流しておきたい」を叶えてくれるスピーカー。集中したいときの救世主だった
朝起きてから夜眠るまで、本当にひっきりなしに動画や音楽を流しています。
そんな生活を続けていると、「何か流していたいけど、これといって見たい・聴きたいものはない」という状態に……。
インスタントにコンテンツを消費してしまう現代ならではの悩みですが、これが結構深刻。
特に、作業中などはBGMがないと集中力も落ちてしまうので困っていました。
ラジオ型スピーカーって何だろう?
そんな悩みを解決してくれたのが、イタリアのデザイン会社・Palomarから発売されているラジオ型スピーカー「The CityRadio」。
Bluetoothでスマホとつなげてスピーカーとして使えるのはもちろん、専用アプリと連動することで世界中のラジオも楽しめるというアイテムです。
数年前に見かけて以来ずっと気になっていて、まず惹かれたのがそのデザイン。
レトロポップなカラーリングにマットな質感が可愛らしく、モノとして所持していたくなる魅力があります。
ABS樹脂でできているので、とっても軽くて持ち運びも簡単。
ゲットしてからは、仕事部屋やバスルーム、ベッドサイドなど、様々な場所に連れて歩いています。
18都市・200局以上のラジオが聴けちゃいます
本体の前面には、「TOKYO」をはじめとする世界各国の都市名が記載されています。
実はこの各都市がボタンになっていて、アプリと連動した状態でボタンを押すと、その都市で放送されているラジオが聴けるんです。
本体には9つのボタンが付いていますが、これらは全てマグネット式で取り外し可能。
アプリ上で各ボタンに「好きな都市の好きな放送局」を登録して、それに連動する形で本体自体のボタンも付け替えできるという遊び心あるつくりになっています。
対応している都市(=ボタン)は、全部で18都市。選べる放送局はなんと200局以上にも及ぶというのだから驚き。
これだけ沢山あれば、聴き飽きるということもなさそうですね。
集中したいときのBGMに最適でした
私がよく選んでいるのは、「Athens」や「Barcelona」など、聴き慣れていない言語の地域のラジオ。
ニュース番組や音楽番組、放送局はそのときの気分で適当に変えていますが、ランダムに流れる馴染みのないラジオというのが作業中のBGMにちょうどよく、これがかなり集中できるんです。
これまではいい感じのBGMになる動画や音楽を探すのにスマホを使って、気づいたら数十分経っていた……なんてこともありましたが、The CityRadioならスマホに触れる時間を限りなく短くできるので、そういった点でも助かっています。
今どきだけど昔っぽいところもあるのが愛おしい
連続再生時間は4時間と少し短いですが、USB-Cで充電できるのがありがたいところ。
カチカチっとした押し心地の物理ボタンや、クルクルと回すボリュームノブ、そして決して高音質とは言えないラジオらしいつくりのスピーカーなど、なんというか今どきだけど昔っぽいところがあって、使っていてとっても愛着が湧くのもいいところだな〜と感じています。
私は言語を勉強するのが好きなので、そういった点でもThe CityRadioはとってもありがたい存在。
オンからオフまで手放せない相棒になっています。
Photo: シラクマ
10/06 14:35
GIZMODO