iOS 18では部品にも盗難予防のアクティベーションロックがかかる

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Image: betaprofiles / Threads|「オーナー用にロックがかかってるバッテリーです」

バラシてもバレる。もはや盗んでも意味ないね。

iOS 18の新機能をベータのうちから情報交換するコミュ「Beta Profiles」で、この間話題になっていたのがこちら。iPhoneの部品にまで盗難予防のアクティベーションロックをかける新機能です。

アクティベーションロックとは?

オーナー以外の第三者がiPhoneを勝手に初期化するのを防止する仕組みのことを指します。

盗難に悩むオーナーや警察のリクエストに応えて、パーツにもロックかけるよ!という話はApple(アップル)が4月に公式ブログ(英語版)で発表していたので、予告どおりの導入となります。

どんな部品にロックがかかるの?

ロックがかかるのはバッテリー、カメラ、ディスプレイなどの主要部品です。いずれも持ち主のApple IDに紐づけられるため、「盗んで解体して部品を売って儲ける」こと自体できなくなるってなわけ。

「パーツにロック」機能の対象となるのは、iPhone 12以降の機種です。

ロックを解除するには?

新しい部品に交換しようとすると、一番上の画像のようなオーナー認証画面が現れて、「こちらの部品にはアクティベーションロックがかかっています」との警告が出てきますので、ロックをかけたAppleアカウントのIDとパスワードを入力すればロックは解除となります。

“キャンセル”を押すと履歴が残る

認証に失敗したら使えないって前提ではありますが、Threadに寄せられた投稿によると、「Cancel」を押せばApple ID+パスワードでオーナー認証しなくてもiPhoneを使い続けることは可能みたい。ただしその場合、設定の「部品とサービス」のセクションに「Unknown Part(出所不明のパーツ)」と履歴がバッチリ残ってしまうので、のちのち誰かが見れば、はは~んとわかってしまうってなわけです。

盗難予防のためにできること

Redditでもおおむね評価は良好で、DIYで修理できるようになったのも好感が持たれています。これで少しでも盗難が減るといいな。

ほかにも、iOS 17.3 から導入になった盗難デバイス保護機能(自分がふだん使ってる圏外からだれかが保存済みパスワードやクレジットカードにアクセスしようとすると、急にガードが固くなって生体認証が加わる機能)もすごく役立つので、まだの人はこちらの手順でONにしておきましょうね!

運悪く盗まれたときの対処はこちら

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