カメラも画面もバッテリーも。ぜんぶ交換修理できるスマホ #IFA2024

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Photo: Kohei K

修理する権利やOSアップデート保証の長期化など、1つの端末を長く使う傾向が強まっている昨今。公式修理プログラムやセルフバッテリー交換など、さまざまな策が広まっています。が、中でもその最先端をいくのが、言わずとしれたFairphone。オランダの企業です。

ドイツはベルリンで開催されたIFAで、ギズモード編集部がFairphoneブースを見てきました。

バラバラになった最新モデル

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中央が心臓部となる「コア」

Fairphoneが提供するスマートフォン、最新モデルはFairphone 5

端末の仕組みは、まず端末の肝となる「コア」と呼ばれるパーツ。ここにチップなどスマホの頭脳が載っており、コアは自分での交換は不可。ただし、コアに不具合発生した場合、Fairphoneに送付し修理してもらうことはできます。

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Photo: Kohei K

分解していけるパーツは盛り沢山。ディスプレイ、背面カバー、バッテリー、トップユニット(明暗センサなど)、スピーカー、カメラ各種(リア&セルフィー)、USBポートなどなど。壊れたパーツ、交換したいパーツだけを取り外して、必要箇所だけ手をいれればいい。それがFairphoneの考え方です。パーツは、公式オンラインショップで購入可能。

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Photo: Kohei K

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Photo: Kohei K

IFAのFairphoneブースでは、バラバラに分解された状態の展示はもちろん、目の前でリアルタイム分解&組み立ても行われていました。また、分解してまた組み立てるまでの時間を競うコンテストも開催されており、1位の人の記録は1分半程度

今の感覚からすると、スマホにドライバ突き立ててゴリゴリパーツ外していくのハラハラしてしまいます。が、未来のガジェットでは当たり前の風景になっているといいな。

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スマホだけでなく、イヤフォン「Fairbuds」やヘッドフォン「Fairbuds XL Headphones」も展開しているFiarphone。IFAブースには、分解されたヘッドフォンの展示もありました。

Source: Fairphone

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