メタ、ARグラスを2024年内に市販するかも

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Image: Meta / Google

Ray-Banブランドを求めて、超巨大企業たちが水面下でビシバシやりあっている雰囲気も伝わってきました。

メタといえばFacebookやInstagramの運営会社であり、Meta Quest 3のメーカーというイメージが強いのですが、実はVRやVR寄りXRだけではなく、スマートグラスやARに関しても研究開発を続けてきた企業です。そんなメタが、今年中にARグラスを市販するというウワサが流れてきました。

ヒントとなるのは、 ボストン・グローブ紙のゼネラルマネージャーである、マシュー・カロリアン氏Threadsに投稿したポスト。マーク・ザッカーバーグのアカウントと、メタのCTOであるボズの名前を記したうえで、「この変な折りたたみメガネはなんですか?」と問いかけたら、マークが「Will be ready to share more later this year」(今年の後半に詳しいこと報告するよ)とコメントをつけた。

ということは、9月に行なわれるMeta Connect 2024で詳細を発表するってことですね!

この写真に映っている変な形に折りたたまれているメガネらしきものが、ARグラスなのか、Ray-Ban Metaスマートグラス系統の新モデルなのかは不明です。でも2月にボズが 「今年はおそらく世界でもっとも先進的なARメガネが登場するよ」と語っていたことですし、情報を表示できるディスプレイレンズを採用したモデルとなるんじゃないかと予測したい。

しかし、気になるのはRay-Banとメタとの関係性です

日本ではRay-Ban Metaスマートグラスが発売されていないためピンとこないのですが、実はMeta Quest 3よりも、Ray-Ban Metaスマートグラスのほうが人気があるみたい。ここ半年ほどQuest 3はMR利用が可能だということを強くアピールしてきたメタですが、自分の見ている先の写真や動画を撮ったりマルチモーダルAI機能がつかえるRay-Ban Metaスマートグラスのほうが、興味を持つ人が多いということでしょうか。

となれば、Ray-BanブランドでARメガネも出したいと考えるはず。実際にメタは、Ray-Banブランドを持つEssilorLuxottica(エシロールルックスオティカ)の株を購入する可能性があるというニュースが流れました。もっと強い関係になりたいという意思の表れですね。

しかしEssilorLuxotticaに興味を持つのはメタだけではありません。Android XRを広めようとしているGoogleも、Gemini AIアシスタント搭載メガネをEssilorLuxotticaグループ会社が持つブランドで出したいという願いを持っているとのこと。もともとGoogleは2017年のGoogleスマートグラスでEssilorLuxotticaの前身企業の1つLuxottica(ルックスオティカ)と提携していたこともあり、もういちどラブコールを送ったとしても不思議ではありません。

参考までにLuxotticaはRay-Banのほかにもオークリーやアラン・ミクリといったブランドを持っているので、Ray-Banはメタ、他のブランドでGoogleと協業するかもしれませんが、メタとGoogleがともにRay-Banというたった一人のビーナスに求愛しているとしたら。

さあ。どちらの企業にウェディングベルの鐘が鳴り響くのでしょうか。

メガネとしてもガジェットとしても完成度高い。Ray-ban Metaスマートグラス

Source: Gizmodo US

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