Apple Vision Proでゲームを遊ぶと、空間認識の凄さがよくわかる

Gif: はらいさん

この新感覚、ハマります。

日本でApple Vision Pro発売されてからまもなく1ヶ月が過ぎます。大迫力の3D映画を楽しんだり、Macに繋いで大画面で仕事をしたりと、空間コンピュータだからこそできることは沢山ありますが、実際のところ約60万円と手が出しにくい高級デバイスであることは事実です

Apple Vision Proを装着することで、コンテンツに対する没入感はグッと上がりますが、果たしてゲームを空間コンピュータで遊ぶとどんな感じなんでしょうか

手裏剣を投げて忍者を倒す『Shuriken Survivor』

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今回体験させていただくのは、現在Apple Vision Pro向けに配信中の『Shuriken Survivor』というSpatial(空間)シューティングゲーム。画面越しに見える手裏剣を投げて、忍者軍団を倒す内容となります。

操作方法はとてもシンプルで、アイトラッキングやピンチなどの操作はなく、求められるのは簡単なハンドジェスチャーのみ。Apple Vision Proはハンドジェスチャーの認識精度と認識範囲が優れているため、これらの長所がゲーム体験で活かされています。

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Apple Vision Pro越しに見るパススルー映像は人工的に作られた映像感がなく、とても鮮明かつ綺麗に見えるため、驚くほどゲームに没入できあっという間に時間が過ぎます。

イスなどの障害物も認識され、忍者が障害物を回り込みながら攻めてきます。また、現実のイスゲームのCGの重ね方もかなり自然で(上の写真、忍者の刀がイスの足で隠れているのがわかります)、まるでミニ忍者がそこにいるかのような違和感のない映像に仕上がっていることも印象深かったです。

また、手裏剣を壁や天井に向かって投げると現実と同じように刺さるなど、空間認識の精度の高さを実感できる場面も。現実とCGの組み合わせがリアルだからこそ、空間コンピュータでのゲーム体験はかなり自然に感じられたのだと思います。

Apple Vision Pro用にハンドジェスチャーを開発

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今作のゲームを手がけたGRAFFITYは、Apple Vision Pro向けのハンドジェスチャーツールを開発した企業としても知られています。Appleがデベロッパ向けに用意しているハンドジェスチャーツールは数種類のみとのことですが、GRAFFITYはSwiftではなくUnityを採用し、数十種類のハンドジェスチャーを新たに開発したとのことです。

Apple Vision Proで遊べる空間ゲーム、この先もっと増えるといいなぁ。

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