Meta Questの互換機がASUSとレノボから出る日がやってくる

Xboxコラボの限定Questも出るみたい。

XRヘッドセット業界に電流走りました。MetaがいままでMeta Questシリーズで使ってきたAndroidベースのOSを「Meta Horizon OS」と呼称し、サードパーティメーカーに開放すると発表したのです。すなわちMetaがぶんぶんと振る旗のもと、Meta Questシリーズの互換機を他のメーカーが作れるようになったのです。

またMeta QuestストアをMeta Horizonストアに改名するとともに、VRやMRだけではなくAndroidベースの2Dアプリも登録できるように方針転換。2Dアプリを2.5Dまたは3Dで使えるフレームワークも用意して、Questシリーズのユースケースを一気に拡大させるそうです。

ハードウェアとソフトウェアを合わせたビジネスが一般化した現在。まったく新たにハード、ソフト、そしてソフト配信プラットフォームを立ち上げるのは至難のワザです。しかしMeta Horizon OSのエコシステムに属するならば、ハードでもソフトでも得意な分野でXRビジネスに取り組むことができるようになります。

Meta Horizon OSの仲間となった企業も発表されました。ガチなゲーマーが愛しているゲーミングデバイスを作り続けてきたASUS/Republic of Gamersは、 まったく新しい性能のゲーミングヘッドセットを開発するとのこと。このイラストはイメージ画像ですが、薄手のゴーグル部、後頭部を覆うヘッドバンド、そしてベスト型のボディトラッカーが描かれていて、身体ごと仮想ゲーム空間にダイブできそうなデバイスを予感させます。

剣（ライトセイバー）でモンスターと戦っているのも印象的ですよね。『ソードアート・オンライン』の文字列が脳裏をよぎっては打ち返す波のように繰り返されます。

かつてOculus Rift Sの設計＆製造で協力関係にあったレノボは、ビジネス・学習用途、そしてエンタメに向いたMRデバイスを開発するそうです。こちらもイメージ画像ですが、やはり薄手のゴーグル部に、大型のスピーカーを思わせる側面の意匠、軽くともきっちりと支えてくれそうなヘッドバンドが描かれていますね。

他にもMetaとマイクロソフトが共同で、Xboxコラボっぽい限定Meta Questの開発に取り組んでいるみたい。うむ。これは紛れもなくMeta Quest 3のXboxカラバリ。

もともとBluetooth 3.0 Class 2対応のワイヤレスゲームコントローラが使えるMeta Questですから、2Dゲーム用ドデカディスプレイとしてQuest 3を活用するスタイルはアリよりのアリすぎ。個人的にはレースゲーム大好きっ子が多いXboxブランドですし、ハンドリング心地が最高なBluetoothハンドルコントローラも出してほしいところですが。

これからこういう取り組みをはじめるよ。サードパーティメーカーとアプリエンジニアとユーザーのみんな、おいでーというお話です。具体的なデバイスが見えてくるまではどうにも判断できないところがありますが、ところで2024年5月14日のGoogle I/Oで、Android XR OS（仮称）が発表されるというウワサがどこからともなく漂っているんですよね。

んでMetaが4月23日に別のXR系OSを公表するとは。その関係性、そして今後の大人数でバトルな展開を予想するとココロがトゥンクしてきやがりますね...。

Source: Meta