返納義務なし。5月からマイナンバーカードが海外でも使用可に

shutterstock_2028107021

Image: yu_photo / Shutterstock.com

海外に飛び出しても、マイナンバーカードを手放さなくて良くなりました。

これまで海外赴任や留学などで国外へ出る場合、マイナンバーカードを返納する必要がありました。しかし、このたびの法改正によって、海外でもマイナンバーカードが継続的に利用できるようになります。これから国外へ転出する方は、転出届と合わせて手続きすることで、海外でも継続したカード利用が可能になります。既に海外在住の方も、在外公館などでカード交付申請・発行が可能になりました。これで海外にいながら、マイナカードを申請・受け取りができるようになります。

どんなメリットがあるのか

最も大きなメリットは、マイナポータルが海外でも利用できるようになること。税金や社会保障手続きがマイナポータルを通して行なえるようになるので、今まで手続きのためにいちいち帰国していた手間から解放され、海外にいながら手続きが行えるようになります。

戸籍情報をもとにサービスが提供される見込みで、戸籍のある自治体の社会保障が受けられれば、出産・子育てに関する一時金の支給申請、(納税管理人なしの)確定申告など、想定できる利用シーンはさまざまに広がりそうです。海外にいながら、一部だけでも日本の社会保障が受けられるとすれば、海外移住のハードルもぐっと下がりそうです。

どの機能が開放されるかは、5月27日の利用開始時に改めてアナウンスされる予定です。移動にかかっていた時間とお金を新しいガジェットの購入に充てられるように! 国外に滞在する日本人約129万人(2023年時点)の皆さま、そしてこれから海外に滞在する皆さま、お待たせしました。

マイナポータルが生まれ変わって使いやすくなりました

Source:総務省, デジタル庁, 外務省 , Impress

ジャンルで探す