自分目線の映像を撮るなら「着られるカメラ」が最強なんです

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Image: Indiegogo

録画だけでいいならInsta360 GOシリーズがあるけど、ね。

アクションカムの基礎はGoProが作ったものだけど、MOORvisionの「Ucam」は新しいアクションカムとして定義されそう。コイツはスポーツを楽しんでいる自分を撮るものではなく、自分の一人称視点(POV=Point Of View)映像を録って配信するためのカメラ。だからモニターはなく、そのかわりに薄くて軽いボディとなっています。

最も意識して作り込んだところが、装着のしやすさ。既存のアクションカムを人の身体に固定するとなると、GoProマウント付きチェストベルトにL字のフックを介して装着したり、ネックレスタイプのホルダーを使わなければならない。

ただ街歩きをしているだけならそれでもいいだろうけどね。

激しく動くスポーツの世界で、選手の視野をそのまま配信したいという課題を解決するために、Ucamは面白い構造となりました。

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薄いカメラユニットと薄いバッテリーユニットで衣類を挟むとマグネットで固定されるんだけど、Qiのようなワイヤレス給電システムを取り込んでいるために、電極はつながなくても使えちゃう。またカメラユニットに電気が給電されると、カメラユニットから布を刺してバッテリーユニットを抱え込むピンが4本飛び出してくるんです。強い衝撃を受けても外れないようにするための仕掛けでしょう。

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DJ中の手元の様子だったり、シェフが調理しているときの視界など、今英語圏ではいろんな仕事やパフォーマンス中の様子がわかるPOV動画が流行しています。Ucamはスポーツだけではなく、他の日常もコンテンツ化できる可能性があるといっていいでしょうね。スマホアプリ経由でライブ配信もできるし、既存のアクションカムとは違ったモノとして売れそうじゃないですかコレ。

これをバッグにつけておくだけで「いつものスマホ写真」が激変した

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