ソニーが考えた、「耳の前にスピーカーを浮かせる」イヤホン
イヤホン、進化が止まらない。
ソニーからスポーツ向けの新しいワイヤレスイヤホン「Float Run(フロートラン)」が発表されました。見た目はShokzのような骨伝導イヤホンをイメージさせますが、真逆のアプローチを狙った異色作です。
新たな耳をふさがないリスニング方法
「Float Run」は、耳の横にスピーカーを浮かせるタイプのイヤホン。耳の周りの骨を振動させないことを旨としていて、真の意味でのオープンイヤーを実現しています。
耳穴の周辺は完全に開放されていますから、これをオープンと言わずしてなんと言おうか。
装着方法は、耳の付け根から裏側に引っ掛けるスタイル。耳裏周辺の部位にバッテリーやチップを寄せることで圧力を分散させているそうな。
イヤホンとしては大口径寄りの16mmドライバーを採用。重量は33gと非常に軽量で、バッテリーは最大10時間。防水性能はIPX4で、小雨や汗程度なら耐用圏内です。さすがスポーツ向け。
とはいえ、この形状だと気になるのが音漏れです。ワタナベカズマサさんいわく、iPhoneに接続して音量70%程度であれば許容できる程度の漏れになるとのこと。
また、ソニーのイヤホンアプリ「Headphones Connect」には非対応です。
2023年2月3日発売予定で、価格は1万9800円。
耳の周囲にスピーカーを作るって発想はOladanceに似ていますが、これも新たな、ながら聞きイヤホンといえそうです。スポーツだけでなく在宅ワークなど、普段から使っても良さそうですね。
Source: ソニー
01/25 19:30
GIZMODO