9都道府県に緊急事態宣言 5月31日まで

携帯新プラン、サービス開始から1カ月でユーザーの反応は… MVNO(格安SIM)編

 携帯電話キャリア各社の新プランがスタートして1カ月が経過した。1日から5回にわたって、4キャリアとMVNO(仮想移動体通信事業者)の新プランそれぞれの特徴を紹介しつつ、実際に契約したネットユーザーの反響に目を向けてみる。

 最終回は、MVNO(仮想移動体通信業者)、いわゆる格安SIMについて見ていく。昨年末から4キャリアが相次いで打ち出した月額3000円前後の新料金プランが与えたインパクトは大きく、ネットではMVNO各社の存続を危ぶむ声もあった。しかし、日本通信を皮切りに、mineo、IIJmio、nuroモバイル、OCNモバイルONEなどの主要事業者が20ギガバイト以下の小容量にフォーカスし、月額2000円以下で利用できる新プランを続々と発表。中には月額1000円以下のプランも複数見られるなど、キャリアと棲み分ける方針を鮮明にして、格安SIMの存在感を示した。

 月3ギガバイトで792円と、音声通話対応SIMとしてはMVNOで最安値となるプランが注目を集めたnuroモバイル。契約したのは「コスパ最高です」「5GB990円は破格」「下げられる固定費は極限まで下げてやる」など、やはりコストパフォーマンス重視のユーザーが多いようだ。スピードに関しては、一概には言えないものの「直近3ヶ月の速度平均10Mbpsくらいでさすがに厳しい」との声があるように、あまり評価は高くない。ほかにも、「通信量を確認するアプリがなく高速モード低速モードの切替も出来ない Androidの場合、(割引通話のために電話番号先頭に加える)プレフィックス番号をつけてくれるアプリがない」など、至らない点を指摘する書き込みも見られた。

 月2ギガバイト854円と、nuroモバイルに次いで低料金設定のIIJmio。MNP(電話番号持ち運び制度)を利用して回線契約した場合に、一括支払い110円で購入できるスマートフォン4機種に人気が集中しており、毎日限定数が出品されるが「端末眺めてたら1時間で売り切れるんだな」となかなか入手困難な様子。老舗だけあって「相変わらず公式サイトの説明がすっきり分かりやすくて好印象」と、オンラインサポートながら、行き届いた説明がユーザーを安心させている。また、「eSIM契約って、4GB月額660円なのか…ちなみに2GBなら440円。かなり魅力的」と、データ専用のeSIMにも関心が寄せられている。ただ、通信速度への評価は「速度が…うん…」とあまり芳しくない。

 mineoユーザーはツイッターの書き込みが少なめで、目立った反応が見受けられなかった。「ちょいちょいイベントでパケットもらえるし、ユーザーとの交流も◯ 速度も個人的には不満ない」など、以前からある独自のサービスがユーザーに受けていて、新プランに移行したユーザーも、既存ユーザーがスライドしたケースが多いものと見られる。

 いち早く大手キャリアに対抗するプランを発表した日本通信は、月額2178円でデータ20GB、電話70分込みと、料金を抑えつつ音声通話を重視しているのが特徴。「特別なアプリは不要で通常の電話アプリで電話が受発信が可能」など、プレフィックスなしの使い勝手も喜ばれている。通信速度も「格安simって通信遅いよね? 爆速じゃないか…」「楽天モバイルより乗り換えました。息子も速度が速くて快適だと喜んでいます。品質維持に期待しています」とかなり評価が高く、低価格で高品質と、幅広いユーザーが納得できる内容に仕上がっているようだ。

 競合他社が続々と新しいプランを打ち出す中、3月下旬になってようやく新料金を発表したOCNモバイルONE。さんざん既存ユーザーをやきもきさせたが、蓋を開けてみると「やっぱり速いね。この通信速度(170Mbps)で6GB音声通話SIMで1300円くらいはやっぱコスパ良すぎ」「劇的に速かった」など、スピード、料金の安さともに好評。「IIJmioよりだいぶ早い感じ」と他社MVNOから乗り換えてきたユーザーを驚かせている。日本通信と同様、プレフィックス不要の音声通話も「これって神だよな」と、ウケている。ただ、「バッテリーの減りが異常に早い」との指摘が複数見受けられた点は、少し気にかかる。

ジャンルで探す