装着感は?音漏れ具合は?オープンイヤー型完全ワイヤレス6モデル試聴レビュー【&GPイヤホン祭り2024】

【&GPイヤホン祭り2024】

いまや音楽を聴くためだけでなく、動画、ゲーム、通話、オンライン会議とさまざまなシーンで必要となっているイヤホン。中でも完全ワイヤレスイヤホンは大手からガレージブランドまでさまざまなメーカーが参入し、群雄割拠の様相を呈しています。

モノメディア「&GP」でも人気ジャンルである完全ワイヤレスイヤホンですが、2024年10月時点で購入可能なモデルを以下の3カテゴリに分けて、比較検証していきます。

1. 実売5000円以下
2. フラッグシップモデル
3. オープンイヤー型

検証するのは、オーディオ・ビジュアル評論家の折原一也氏と、&GPオーディオ担当のエンドウ、そしてオーディオ素人を代表して&GPのヤマケンの3名。はたして違いはあるのでしょうか。

 

■フック型、イヤーカフ型などカタチが異なる「オープンイヤー型」

昨年から急激に増え始めた”オープンイヤー型”と呼ばれるイヤホン。耳穴を塞がないため、周囲の音も聞こえることから、"ながら聴き"できることが特徴です。

今回用意したのは以下の6モデル。

Sony「LinkBuds Open」(実勢価格:2万9700円前後)

Shokz「OpenFit Air SKZ-EP」(実勢価格:1万9880円前後)

Bose「Bose Ultra Open Earbuds」(実勢価格:3万9600円前後)

HUAWEI「HUAWEI FreeClip」(実勢価格:2万7800円前後)

Anker「Soundcore AeroFit 2」(実勢価格:1万2990円前後)

Apple「AirPods 4(ANC)」(実勢価格:2万9800円前後)

実はすべて同じようなカタチではなく、耳の上にクルッと引っ掛けるフック型のShokzとAnker、耳のフチに引っ掛けるイヤーカフ型のBoseとHUAWEI、イヤホン自体に穴が空いているSony、耳穴に挿し込むが密閉しないAppleとさまざま。共通しているのは、耳穴をしっかり塞がないので、外の音が自然に入っているタイプという点です。

これらオープンイヤー型をチェックする上で、ポイントとなるのが装着感。カナル型のような耳穴に挿し込む場合、イヤーピースでしっかり固定できるのですが、そうではないため、着けやすさ、着け心地、安定感といったところが重要になってきます。

また、耳穴に密着していないからこそ気になる音漏れ具合。そしてもちろん音質もしっかりチェックしていきます。

視聴した3人がどう感じたかは動画をチェックしていただきたいのですが、各モデルの感想を一部ピックアップしてみます。

▼Anker「Soundcore AeroFit 2」

ズンとくる低音が、たしかにAnkerの音だって感じる(折原)

▼Apple「AirPods 4(ANC)」

外音取り込みモードの時の外音のくっきりさが異様に高い(ヤマケン)

▼ソニー「LinkBuds Open」

外の音も聞きながら、音楽もちゃんと良い音で楽しみたい人には唯一無二の選択肢(エンドウ)

▼HUAWEI「HUAWEI FreeClip」

常に自分専用のスピーカーからふわ~っと音楽が流れている感覚(エンドウ)

▼Shokz「OpenFit Air SKZ-EP」

ナチュラルでバランス型のサウンド(折原)

▼Bose「Bose Ultra Open Earbuds」

低音の厚みが素晴らしい(折原)

ひと口にオープンイヤー型と言っても、例えばスポーツ時といった使用シーンによっても最適なモデルが異なってきます。また耳のカタチによっても、快適さは変わることがわかりました。

動画の中で折原さんも話していますが、音楽に没入できるカナル型と違い、音楽が環境に共存するという表現がふさわしいオープンイヤー型。気になる人はぜひ動画をチェックしてみてください。

<文/円道秀和(&GP)>

 

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