中古車販売店「ガリバー」運営会社など2社に金融庁立ち入り…不適切な保険金請求の疑い

 中古車販売店の保険金不正請求問題を巡り、金融庁が「ガリバー」を運営するIDOM(イドム)と、グッドスピードの2社に立ち入り検査をしたことが21日、わかった。両社は財務局に保険代理店として登録し、損害保険会社と契約を結んで自動車損害賠償責任保険の加入手続きや、任意保険の販売を手がけている。

金融庁

 旧ビッグモーターによる保険金不正請求問題の発覚後、2社でも昨年、不適切な保険金請求の疑いが浮上した。損害保険各社は2社に対し、追加調査や外部の有識者による調査委員会の設置を要請してきたが、調査が不十分で、当局が実態を把握する必要があると判断したとみられる。

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