米マリオットホテル、四国に初進出へ…28年秋に高知市内の高知新聞旧本社跡地にオープン予定

 JR四国(高松市)は18日、高知城や高知県庁前の電車通りにある高知新聞旧本社跡地(高知市本町)に新たにビルを建設し、2028年秋に米ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」と四国初進出となるホテル「コートヤード・バイ・マリオット高知」を開業する計画を進めていると発表した。

米ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」のホテルが入る予定の高知新聞旧本社跡地(高知市で)

 延べ床面積約1万1000平方メートル、地上14階建てで、客室数は210室、ダイニングやミーティングルーム、フィットネスジムなども併設する予定。訪日外国人客(インバウンド)や、高めのビジネス客など中価格帯層をターゲットに見据える。

 JR四国は近年、財務体質の強化を図るため非鉄道事業に積極投資を進めており、高知新聞と旧本社跡地の定期借地契約を前提とした開発協定を締結。25年8月の解体工事完了後、ビルを建設する。9月30日には、ホテル運営などを手掛ける「EastGateホスピタリティー」(東京)と運営委託契約を結び、同日、同社がマリオット社とフランチャイズ契約を締結した。

 JR四国は「四国のインバウンドは、現状では瀬戸内エリアが多い。世界的に認知されているホテルが太平洋側の高知にできることで、四国周遊の促進につながれば」としている。

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