東京・板橋区とモスバーガー、被災地支援へ「金沢カレーカツバーガー」共同開発…区内で限定販売

 東京都板橋区とモスバーガーを運営するモスフードサービス(品川区)などが石川県のご当地グルメ・金沢カレーをイメージした「金沢カレーカツバーガー」を共同開発し、17日に区内の店舗で限定販売が始まった。

東京・板橋区の店舗で販売される金沢カレーカツバーガー(16日、板橋区役所で)

 板橋区は1972年にモスバーガーの1号店がオープンしたことで知られる。区は昨年、こうした縁から同社と包括連携協定を締結。今年1月に能登半島地震が起きると、被災地支援につながる商品の共同開発を呼びかけた。金沢市が区の友好交流都市だったこともあり、金沢カレーにちなんだ商品の開発が決まった。

 共同開発には、区や同社と過去に事業を行ってきた日本薬科大も参加。金沢カレーの特徴とされる濃厚なカレーソースやトンカツを、付け合わせのキャベツなどと一緒に挟んだハンバーガーが誕生した。カレーソースにはブランド豚の能登豚を使用した。

 税込み490円。限定1万食でなくなり次第終了。区内の全10店舗のほか、北陸3県の店舗でも販売される。1個につき20円を日本赤十字社を通じて被災地に寄付する。同社は「少しでも能登半島復興の機運を高めたい」としている。

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