CO2排出を抑えた運転で飲料クーポン…東京海上日動、ドラレコ付き自動車保険に新サービス

 東京海上日動火災保険は12月から、自動車保険の契約者が二酸化炭素(CO2)の排出抑制につながる運転をすると、特典が受けられる新サービスを始める。CO2削減量を国が認証し、売買できる制度「J―クレジット」を活用し、損保業界では初めての取り組みとなる。

東京海上日動火災保険

 新たなサービスの対象となるのは、月850円でドライブレコーダーを借りられる自動車保険の特約の契約者。通信機能付きドライブレコーダーが、CO2排出量が増える急発進を控えているかなど、契約者の運転を分析して数値化する。

 一定の排出抑制が認められれば、コンビニで飲料と交換できる電子クーポンを専用アプリで一度に最大200円分付与する。

 東京海上は2017年からドライブレコーダーを貸与する特約を扱っているが、契約は同社の自動車保険加入者全体の1割程度にとどまっている。新たなサービスを通じ、脱炭素化の取り組みをアピールするとともに契約者増につなげたい考えだ。

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