10月は今年最大の値上げラッシュ、酒類・飲料や加工食品など2911品目…原材料高の影響長引く

 帝国データバンクは30日、国内食品主要社195社が10月に値上げ予定の飲食料品が2911品目に上ると発表した。前年同月(4758品目)の6割程度にとどまるものの、単月としては今年最大の値上げラッシュとなる。

帝国データバンク

 「酒類・飲料」が1362品目で全体の4割超を占めた。キリンビバレッジは「午後の紅茶」など136品目の希望小売価格を6~25%、アサヒ飲料は「三ツ矢サイダー」など231品目を4~23%引き上げる。

 「加工食品」は673品目。伊藤ハムや日本ハムなどがハムやソーセージなどを値上げする。「菓子」は237品目で、カカオ豆の価格高騰の影響でチョコレート関連製品が半分超を占めた。

 帝国データは10月の値上げ品目について、8月末時点で約2600品目と見込んでいたが、原材料高の影響が長引いているため増えたという。

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