10月の電気・ガス料金、全社で値上がり…政府の補助金減

 電力大手10社と都市ガス大手4社は27日、10月使用分(11月請求分)の料金を発表した。政府が物価高対策として8月に再開した補助金が減額され、全社で値上がりとなる。

 電気で契約者が多い「規制料金」は、一般的な家庭の使用量で前月比403~324円値上がりする。中部電力が403円高い8031円、東京電力は396円上がって8260円、関西電力は390円値上がりの7014円となる。

 都市ガス(東京、大阪、東邦、西部ガス)は243~185円高くなる。値上げ幅が最も大きい大阪ガスは6226円で、東京ガスは241円高い5674円となる。

 政府は酷暑と物価高対策として8~10月使用分の電気・都市ガス料金を補助しているが、10月分は8~9月分より補助額を減らす。

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