7月の機械受注、民間需要は0・1%減の8749億円…2か月ぶりマイナス

内閣府

 内閣府が18日発表した7月の機械受注統計によると、企業の設備投資の先行きを示す「民間需要」(船舶・電力を除く、季節調整値)は8749億円となった。前月比0・1%減と小幅ながら2か月ぶりに減少したが、内閣府は基調判断の表現について、3か月連続で「持ち直しの動きに足踏みがみられる」とした。

 業種別にみると、製造業からの受注は、2か月連続で減少し、5・7%減の3984億円だった。前月に船舶用エンジンなど大型受注があった造船業のほか、化学工業などで反動減が出た。

機械受注の推移グラフ

 一方、非製造業からの受注は、7・5%増の4844億円で、2か月連続の増加となった。トラックなどの車両を調達する運輸業・郵便業、デジタル化への投資を進める金融業・保険業、物流設備に投資する卸売業・小売業からの受注が増えた。

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