マイクロソフト、「ウィンドウズ」の障害再発防止に向けシステム見直しへ…7月に世界的な大規模障害で端末850万台停止

 【ニューヨーク=小林泰裕】米マイクロソフト(MS)は12日、7月に発生した世界的なシステム障害の再発防止策を公表した。セキュリティーソフトの更新によって基本ソフトウェア(OS)「ウィンドウズ」が動かなくならないよう、システムを見直すことが柱となる。

ウィンドウズで表示された障害の画面(7月19日)

 パソコンなどの情報をサイバー攻撃から守るセキュリティーソフトは通常、「カーネル」と呼ばれるウィンドウズの中核部分で作動している。7月の障害では、米セキュリティーソフト大手クラウドストライクが更新したソフトの内容に不具合があったため、ウィンドウズの「カーネル」が影響を受け、端末約850万台が停止した。

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