ボーイングのストライキ、長期化で日本企業にも損失の恐れ…最高財務責任者「業績回復危うい」

 【ニューヨーク=小林泰裕】CNBCなどの米メディアは13日、米航空機大手ボーイングのブライアン・ウェスト最高財務責任者が、13日に始まったストライキによって「業績回復が危うくなる」との認識を示したと報じた。ボーイングの機体製造のうち、777型機は21%、767型機は16%を三菱重工業などの日本企業が担っている。ストが長期化すれば日本企業にも損失が出る恐れがある。

ボーイングの工場前で行われているストライキ(13日)=AP

 13日に開かれた金融機関の会議で、ウェスト氏がストによる財務の悪化に懸念を示したという。米格付け会社ムーディーズ・レーティングスも13日、ボーイングの格付けを引き下げる方向で見直すと発表した。

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