日野自動車、中国でのエンジン生産撤退…商用車分野の電動化対応が困難

 日野自動車は13日、中国でのエンジン生産から撤退すると発表した。9月末で生産を停止し、中国向けに商用車エンジンなどを製造・販売する「上海日野発動機」の解散手続きに入る。中国で商用車分野でも進む電動化への対応が困難だと判断した。

日野自動車本社

 上海日野発動機は2003年、現地企業との折半出資で設立。販売台数はピークの10年に約2万2000台だったが、23年には約1800台に落ち込んでいた。

 中国では電気自動車(EV)への移行が急速に進み、ホンダが自動車工場2か所を閉鎖・休止する方針を決めるなど、日系メーカーの事業見直しが相次いでいる。

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