東京商工会議所で初代会頭・渋沢栄一のパネル展示、ユニクロとのコラボTシャツも販売

 東京商工会議所は3日、新1万円札の肖像となった初代会頭・渋沢栄一のパネルの展示を始めた。新紙幣の発行に合わせて、盛り上げを図る。23日まで。

新札を記念して東京商工会議所で展示されている渋沢栄一のパネルと、ユニクロとコラボしたTシャツ(3日、東京都千代田区で)

 パネルは、東商の本部がある丸の内二重橋ビルの1階にあり、4月に設置したものを刷新した。「新一万円札の顔」という言葉と渋沢の肖像、昔の東商の建物の写真をあしらった。3日は、来館者が記念撮影などを楽しんでいた。

 渋沢は「日本資本主義の父」と称される。東商によると、渋沢は481の企業・団体の設立に関わり、現在も200近くが存続している。1878年には東商を設立し、初代会頭に就いた。

 また、東商は東京・銀座のユニクロ2店舗と連携し、渋沢のイラストを使ったTシャツを製作・購入できる企画も3日から始めた。東商の小林健会頭は3日、「新一万円札の発行を契機に、渋沢翁の理念が改めて見直され、より豊かで持続可能な社会が実現されることを祈念する」としたコメントを出した。

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